奥脇莉音「テニス以外でもとても良い社会勉強、良い経験になりました!」
こんにちは。奥脇莉音です。今回のコラムは、インド遠征について。最初に治安や環境についてお話します。



インドの治安は、空港内の警備はどの空港もしっかりしており安全性が高いですが、一歩外を出ると、自分が想像していた環境とは少し違いました。また、タクシーの運転手さんはとても優しいのですが、降りるときにはチップを要求され、なかなか慣れずに戸惑いました…。

ただ、窓から見える景色には、お花やいろいろな雑貨なども売ってくる人がいて、とても活気がありました。車の窓をノックされて、商品を買ってほしいとすすめられて、圧倒されてしまいしたが、日本人の先輩が一緒に同乗してくださったおかげでことなきを得ました。

次にホテルやテニス以外の環境について。先ほどもお伝えしたように、インド料理は日本人には少し合わないかもしれないと、事前に聞いていたため、基本的にお昼と夜のご飯は部屋で日本から持っていった食料を食べていました。

日本からはアルファ米や非常食を持っていき、朝ご飯だけはホテルで食べました。食パンやオムレツ、チキンなどがあり、チキンは少し辛かったですが、茹で野菜などもあり、安心して食べることができました。試合がすべて終わったら、1、2日は現地のものを食べることもありました。ホテルは、とてもきれいで接客もとても優しくて丁寧でしたので、安心して過ごすことができました。

1〜2週目はトランスポート(ホテルと会場を移動する車)が出ていたので、移動に困ることなく、安心して乗車。3週目は、ホテルとコートが近かったので、トゥクトゥクを利用して一人でコートまで行っていました。

トゥクトゥクの乗り心地はとても気持ちよかったです。治安は自分が思っていたよりも少し不安なところもありましたが、移動距離も短かったので比較的安全でした。ですが、3週間でハプニングが…。2週目の空港からホテルまでの15分くらいの距離をUberのアプリを使い、移動しようとした際、なかなか見つからず、やっと見つかったと思ったら、荷物を車のシートに乗せたくないと言われてしまい、キャンセル…。

それでもまったく見つからず、知らない間に私たちの周りにたくさんのインドの方が集まり、最初は少し不安でしたが、実は私たちを助けようと色々考えてくださって集まっていることを知り、とてもうれしかったです 何よりインド選手のお父さんがずっと一緒に待ってくださり、尚且つUberの人と話をして、どうにかホテルに行ける方法を考えてくださいました。

最終的には、私たちのために集まって下さった方々に乗せてもらい、無事にホテルに着きました。その後、ホテルに到着したのは夜9時。朝から移動続きでとても大変な1日でした。

色々ハプニングもありましたが、日本人の選手の方、インドの方、沢山の方に助けられて、何事もなく無事に帰ってくることができました。

インドは治安や環境で色々と大変だと思われがちですが、私にとっては、テニス以外でもとても良い社会勉強としてとても良い経験になりました!さて、次回のコラムは、インドの結果についてお話します!よろしくお願い致します。

著者:奥脇莉音