現地17日、スペイン/バルセロナで開催されているバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルでシングルス2回戦が行われ、ラファエル・ナダル(スペイン)が第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)に5-7,1-6で敗れた。

ナダルが今大会に出場できるかは分からなかったが、最終的にコートに立ち、デミノーに敗れる前に1勝を挙げた。12度の優勝を誇るナダルにとって、2回戦敗退は決して満足できる結果ではない。だが、今季がATPツアーでの最後のシーズンとなることを示唆しているナダルは、大会に別れを告げることができて安堵しているようだ。

ATPによると、ナダルは「少なくともこのコートに別れを告げることができた。これは大きなことだ。1週間前は大会に出られないと思っていたからね。そうなったら辛かっただろう。少なくともプレイでき、試合を楽しむことができた。今は前を向く時だ」と語った。

ナダルは第1セットでブレークを成功させるが、その後は世界ランク11位のデミノーに主導権を奪われた。

ナダルは「アレックスは素晴らしい選手だ。今日の彼は僕より上だった。彼は今季序盤からハイレベルなプレイをしている。テニスのレベルにおいて、彼は非常に重要なステップを踏んだと思う。今日の彼のプレイのレベルを嬉しく思うし、祝福する」と述べた。

バルセロナでは最高のテニスを披露できなかったナダルだが、ポジティブに考えているという。

ナダルは「1週間半前より居心地が良いし、幸せな気持ちだ。素晴らしい選手たちと何とか2試合できた。間違いなく悪い状態ではない。僕の身体がコートで時間を過ごすことを許してくれ、練習できるならね」とコメントした。

(コメント引用元: https://www.atptour.com/en/news/nadal-barcelona-2024-wednesday-reaction)