現地8日、イタリア/ローマで開催されているBNLイタリア国際で女子シングルス1回戦が行われ、大坂なおみが世界ランク45位のクララ・ビュレル(フランス)を7-6(2),6-1で下し、2回戦へ駒を進めた。

大坂がクレーでTOP50選手に勝利するのは、2019年の全仏オープンでビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を破った時以来初となる。

第1セットは両者ともキープが続くが、大坂が第8ゲームをブレークし、5-3とリード。大坂は第9ゲームでセットポイントを握るもしのがれ、試合はタイブレークに突入。すると、大坂はレベルを上げ、最後はエースでセットを先取する。

大坂は第2セットでベースラインから手堅いプレイを披露し、ストロークの主導権を握ると、1時間24分で試合を制した。

大坂が8本のエースを含む27本のウィナーを決めたのに対し、ビュレルは10本にとどまった。

WTAによると、大坂は「第1セットで5-3とリードし、サービング・フォー・ザ・セットを握ったが、それを逃した。そこでなんとか粘り、セットを取ることができたことを誇りに思う。間違いなく第2セットはより良いプレイができた。明日はもっと良いプレイがしたい。今日犯したミスから学びたい」と語った。

大坂は2回戦で第19シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)と対戦する。両者は2020年の全米オープン2回戦で対戦し、当時は大坂が6-3,6-7(4),6-2で勝利した。

(コメント引用元: https://www.wtatennis.com/news/4000552/former-no-1-osaka-enjoys-a-winning-return-in-rome)