特殊詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで65歳の男が検挙されました。

検挙されたのは青森県弘前市の無職の男(65)です。

警察によりますと男は、ほかの者と共謀し、ことし3月14日、燕市に住む当時80代の女性に対し共謀者が孫になりすまして「現金を至急必要としている」とうその電話をかけ、男が女性から現金を受け取ろうとしました。

女性が銀行で100万円をおろそうと行員に相談したところ、銀行の職員が不審に思い警察へ通報しました。

その後、“だまされたふり作戦”で、孫の知人になりすました男が女性の家の近くまで来たところ、現金を受け取らずに現場を離れたため警戒中の警察官が詐欺未遂の容疑で緊急逮捕しました。

さらに警察が捜査を進めたところ、男はこの2日前にもほかの者と共謀し、新潟市中央区の当時70代の女性に対し共謀者が孫になりすまして電話をかけうその話をし、男が女性の孫の同僚になりすまして現金100万円を受け取りだましとっていたことが判明。4月3日に詐欺の容疑で逮捕されました。

警察の調べに対し男は「特殊詐欺の受け子として活動していました」と容疑を認めています。