京浜急行電鉄と東京都交通局は9日、三井住友カードなどと共同で、タッチ決済対応カードによる乗車サービスの実証実験を実施すると発表した。

 タッチ決済乗車は、対応するクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードや、カードを設定済みのスマートフォンなどを、専用リーダーにかざすことで、直接列車に乗車できるもの。リーダーは、自動改札機などに設置する。導入対象となるのは、京急が羽田空港第1・第2ターミナル〜京急蒲田間の各駅と、品川駅、横浜駅。東京都交通局は、都営浅草線・大江戸線の一部駅(20駅程度)に導入する。対象ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯で、Mastercardも今後追加を予定している。

 実証実験は、2024年内に開始する。両者では、首都圏では初となる、クレジットカード等のタッチ決済による事業者間の相互利用により、羽田空港〜都心間のスムーズな移動を実現するとしている。