コンプリートで集めたくなる千葉県私鉄13社共演の「キラ鉄クリアファイル」(画像:新京成電鉄)

一般鉄道から第三セクター鉄道、新交通システム、モノレールまで、千葉県を走る私鉄がタッグを組む。千葉県内に路線を持つ私鉄13社は4月1日以降順次、共通デザインコンセプトのクリアファイルを発売する。

A4サイズのクリアファイルは、内面が光沢シルバーのミラータイプ。各社共通の商品名は「キラ鉄クリアファイル」だ。

千葉の私鉄は、東京と結ぶ都市圏鉄道から、地域密着のローカル線まで性格はさまざま。しかし、観光客輸送などを通じて地域に貢献したいという思いは共通で、話題づくりや鉄道ファンの収集マインドを刺激する思いを込め、共通コンセプトのクリアファイルを企画した。

ファイル片面は、各社の看板車両と模擬きっぷをプリント。きっぷは駅名でなく「新京成→北総」、「北総→東葉」などと社名をあしらう。13社のファイルをコンプリート収集すると、千葉県の私鉄を一巡できる仕掛けだ。

ファイル裏面は、千葉県の地図と13社の簡略化した路線図。マザー牧場や九十九里浜といった県内スポットも、イラストで示した。車両は新京成が80000形、小湊鐵道が自社のキハ200形とJR東と日本から譲受したキハ40形気動車など。

キラ鉄クリアファイルを売り出すのは新京成電鉄、北総鉄道、東葉高速鉄道、京成電鉄、山万、芝山鉄道、千葉都市モノレール、小湊鐵道、いすみ鉄道、銚子電気鉄道、東武鉄道、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス=TX)、流鉄(旧総武流山電鉄)。

発売開始日は2024年4月1日が基本だが、同15日(芝山鉄道)、同21日(北総鉄道)、など一部例外もある。1枚600円で、発売枚数は各社ごとに異なり300〜1300枚。発売箇所は各社の駅などだが、一部は通信販売にも対応する。

記事:上里夏生