TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、格闘家・青木真也さんと常連客・落合陽一さん。世界で活躍する青木さんが考える“日本人”の苦手な部分とは?

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(左から)青木真也さん、落合陽一さん



◆「議論」が苦手な日本人が多い理由

青木:今って、言いたいことも言えない世の中になりつつありますよね。

落合:本当にそうですよね! 特にSNSを見ていると“言いたいことは言えないなぁ”って思います。

青木:そうですね、厳しい。恐らく、日本人は議論するのが苦手なんだなって思います。

落合:おっしゃる通りです。ワーワーと言い合っても“イギリス人だったら明日には忘れているだろうな”って思うようなことが結構あります(笑)。

青木:(日本人は)お互いに結果を求めちゃうんですよね。

落合:言い合った後も“こうしてやりたい”みたいな(対抗心が)出てきちゃうんで。僕も“日本人は議論が苦手だな”ってすげぇ思います。

青木:それって、なぜなんですか?

落合:「和を以て貴しとなす」をやってきた文化じゃないですか。ただ、明治時代になってから、みんながヨーロッパに遊学とか留学に行ったときに“日本と違う”と感じたのは、主義主張が違う人たちが議会とかで言い合った後に仲良くご飯を食べていること。明治の人たちは「それがまったく理解できなかった」って言っているんですよ。

多分、日本は“考え方が違ったら一緒にいられない”っていうカルチャーをずっと続けてきたから、そういうことができないのかなと。

青木:“お前はそれでいいや”っていう考え方が苦手ですよね。

落合:考え方は合わないけど“それはそれ”っていうことができないというか。

青木:本当にそう思います。

落合:そうなると、SNSなんて地獄の道具ですよ。「全員の考えが一緒じゃないと許せない」って、“そんなことあるわけないだろ”って思うんですけど(笑)。


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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/