現地時間5月8日、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナでロサンゼルス・レイカーズとゴールデンステイト・ウォリアーズのカンファレンス準決勝第4戦が行なわれた。

 シリーズ成績2勝1敗とリードするレイカーズは過去3戦と同様、ディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、ジャレッド・ヴァンダービルト、アンソニー・デイビスがスタート。一方のウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、第2、3戦でスタメンだったジャマイケル・グリーンに代わり、守備に秀でたゲイリー・ペイトン二世を先発で起用した。

 試合序盤、レイカーズはデイビスが連続得点をあげるが、ウォリアーズはウィギンズのダンクとレイアップで逆転。しかしホームのレイカーズもラッセルやレブロンの得点で対抗し、22−21と1点リードで第1クォーターを終えた。

 第2クォーターはここまで3得点と大人しかったカリーが爆発。レイアップや得意の3ポイント、相手のファウルを誘っての3ポイントプレーなど、このクォーターだけで14得点を奪ったほか、前半で7リバウンド、7アシスト、3スティールと多彩な活躍を披露し、ウォリアーズは52−49と逆転して後半戦へ。
  第3クォーター序盤にレイカーズはレブロンとリーブスが奮闘。10−0のランで一時逆転するが、ウォリアーズはカリーのアシストからペイトン二世の3連続得点、さらにウィギンズの3ポイントとレイアップで12点差をつける。

 レイカーズもレブロンの個人技で反撃を試みるも、ウォリアーズはカリーのレイアップで流れを断ち切り、終盤にはドンテ・ディヴィンチェンゾが3ポイントを沈め84−77でこのクォーターを終了。

 試合はウォリアーズペースで進んでいたが、第4クォーターにレイカーズはロニー・ウォーカー四世の3ポイントを皮切りに、7連続得点で一気に同点に追いつく。

 その後は一進一退の展開が続き、98−99と1点ビハインドで迎えた残り2分、レイカーズはウォーカー四世のミドルジャンパーで逆転。さらにレブロンのフリースロー2本、1点リードの残り15秒にはウォーカー四世がフリースロー2本をきっちり決めて104−101で逆転勝ちを収めた。

 シリーズ突破に王手をかけたレイカーズはレブロンが27得点、9リバウンド、6アシスト、デイビスが23得点、15リバウンド、3スティール、リーブスが21得点、さらに控えのウォーカー三世が15得点(すべて第4クォーターで記録)、デニス・シュルーダーが10得点、八村塁は13分46秒の出場でフリースロー2本の2得点、3リバウンドだった。

 ウォリアーズはカリーが31得点、10リバウンド、14アシストのトリプルダブル、ウィギンズが17得点、ペイトン二世が15得点、D・グリーンが8得点、10リバウンド、7アシストをあげたが、シリーズ平均23.3点を記録していたトンプソンはフィールドゴール成功率27.3%(3/11)の9得点に終わった。

 第5戦はウォリアーズのホーム、チェイス・センターで10日(日本時間11日)に行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部

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