二刀流スターの止まらない進化に“元女房役”も驚きを隠せないようだ。

 現地時間5月9日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場し、7回103球を投げて被安打6、与四球2、7奪三振、3失点。今季1敗目(4勝)を喫したが、この試合で通算奪三振数を「507」に伸ばし、元祖二刀流であるベーブ・ルースの「501」超えを果たした。

 これによって、自身の記録が「100本塁打を放っている選手で歴代トップの奪三振数」に更新され、またしてもメジャーの歴史に新たな金字塔を打ち立てた。この日は、立ち上がりから順調な投球を展開も、1点リードの5回に制球を乱し、2ランと連打を浴びる。それでも続く6、7回とマウンドに上がり、その後は無失点で踏ん張る粘投を見せた。

 エンジェルスが1対3で敗れた試合後、MLB公式サイトのアストロズ番を務めるブライアン・マクタガート記者は、大谷から2ランを放ったマーティン・マルドナードのインタビュー動画を掲載。エンジェルス時代の2018年に大谷とバッテリーを組んでいた“元女房役”は、当時と比較しての変化を問われると、「彼は毎年のように新しい球種を繰り出している」と印象を口にした。
  さらに、チームメイトだった頃の大谷の球種について、「スイーパーとカーブボール、スプリットフィンガー、フォーシーム」と挙げていくと、「今はツーシーム、それからカッター……」と続け、「もう何でも投げられるよね」と苦笑い。「彼は学ぶことを止めないし、もっと良くなろうとしている。だから球界最高の選手なのだろう」と絶賛した。

 偉業達成のゲームで試合を勝利を飾れなかった大谷。なお打者としてはこの日、3打数無安打で3試合ぶりのノーヒットに終わっている。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】WBCのヒーローはメジャー開幕後も全開! 日々輝く大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット!

【関連記事】「なんて男だ!」大谷翔平の“靴ひもの結び方”を米専門家が解析で爆笑の嵐!「この軌道は半端ないわ」

【関連記事】「食事に行きたいかい?」再会を待ち望んでいたヌートバーの誘いに大谷翔平がまさかの返答!「彼はなんでもできるんだ」と米記者納得