エンジェルスの超有望株が衝撃のメジャーデビューだ。

 昨年ロサンゼルス・エンジェルスにドラフト3巡目指名で入団した期待の超有望株、ベン・ジョイスが現地時間5月29日、敵地でのシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャー昇格後、初登板を果たした。常時100マイル(160キロ)を超える剛速球を投じ、1回を投げ1本のヒットを許したものの、2つの三振を奪って0点に抑えた。
  テネシー大時代の昨年5月に、105.5マイル(169.8キロ)を計測して全米の話題をさらったベン・ジョイス。ルーキーイヤーの今季は2Aからのスタートとなったが、現地28日未明にメジャーが昇格決まり、翌29日のホワイトソックス戦の7回に出番は訪れた。

 初球はアウトコースいっぱいに決まった102マイル(164キロ)のシンカー。先頭打者こそ143キロのカットボールをレフト前に運ばれたが、その後は常時100マイルを超える豪速球で二者連続三振。続くバッターも102マイルのシンカーでレフトフライに打ち取った。

 圧巻の投球に全米のメディアもジョイスの投球に脱帽だ。地元メディア『OrangeCounty Registar』のジェフ・フレッチャー記者は「ベン・ジョイスはMLBデビュー戦で無失点投球を果たした。1安打を許して2奪三振。12球を投げ、速球11球すべてが100マイルを超え、最高は102.2マイルだった」と投球内容を速報で伝えると、“ピッチングニンジャ”の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏もツイッターで、ジョイスのデビュー投球から初三振、2つ目の三振の動画を興奮気味に連投している。

 また、米データ分析会社の『Codify Baseball』も「ベン・ジョイスのMLB初イニングのシンカー:102 100 102 101 100 102 102 102 101 101 102」と11個の炎の絵文字を添えて投稿。圧巻のピッチングに大興奮の様子だ。

 いきなり本領を発揮したエンジェルス期待の有望株。今後のピッチングにも期待を抱かせるデビュー戦となった。

構成●THE DIGEST編集部
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