ウォリアーズに歴史的大勝を収めたセルティックスが11連勝!60試合で48勝は優勝した2007−08シーズン以来の好成績<DUNKSHOOT>
12月19日にサンフランシスコで行なわれた今季初戦はオーバータイムの末にウォリアーズが132−126で勝利。今回も熱戦が期待されたなか、舞台をボストンに移した第2戦はセルティックスの一方的な展開となった。
序盤はシーソーゲームとなったが、第1クォーター残り6分からセルティックスが23−1のランで一気に突き放すと、ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンが前半だけでウォリアーズの総得点(38)を上回る48得点を奪取。守備では相手のエース、ステフィン・カリーを4得点に封じ込め、82−38と大量リードで折り返す。
大差をつけられたこともあり、後半ウォリアーズのカリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのベテラン3人は出番なし。最終的にセルティックスは2018年12月8日のシカゴ・ブルズ戦の56点差(133−77)、22年1月25日のサクラメント・キングス戦の53点差(128−75)に次ぐ球団史上3位の52点差で大勝した。
今季のセルティックスはこのウォリアーズ戦以外にも11月1日にインディアナ・ペイサーズを51点差(155−104)、2月14日にはブルックリン・ネッツを50点差(136−86)で破っており、同一シーズンにおいて3試合で50点差をつけて勝利した初のチームとなった。
60試合終了時点で48勝は、フランチャイズ史上3位タイの好成績。1位はラリー・バード、ケビン・マクヘイル、ロバート・パリッシュらを擁した1985−86シーズンと、ビル・ラッセルを中心に8連覇中の7連覇目にあたる1964−65シーズンの49勝11敗(勝率81.7%)で、前者は最終的に67勝、後者は60勝をあげて優勝。
また、ポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレンのビッグ3結成初年度の07−08シーズンは今季と同じ48勝(最終的に66勝16敗)をマークし、頂点に輝いている。
テイタム&ブラウンを軸に、イースタン・カンファレンス2位のミルウォーキー・バックスとは8.5ゲーム差、ウエスト首位でリーグ2位のオクラホマシティ・サンダーにも6ゲーム差と頭ひとつ抜けた強さを誇るセルティックス。
なお、60試合終了時点でのNBAベストレコードTOP10は以下の通りとなっている。(チーム名は略称、C=カンファレンス)
Rk. チーム(シーズン) 勝敗/最終成績/プレーオフ結果
1位 ウォリアーズ(15−16) 55勝5敗/73勝9敗/ファイナル敗退
2位 ブルズ(95−96) 54勝6敗/72勝10敗/優勝
3位 ブルズ(96−97) 53勝7敗/69勝13敗/優勝
4位 バックス(19−20) 52勝8敗/56勝17敗/C準決勝敗退
― シクサーズ(66−67) 68勝13敗/優勝
6位 スパーズ(15−16) 51勝9敗 /67勝15敗/C準決勝敗退
― レイカーズ(71−72) 69勝13敗/優勝
― シクサーズ(82−83) 65勝17敗/優勝
― マーベリックス(06−07) 67勝15敗/1回戦敗退
10 ウォリアーズ(16−17) 50勝10敗/67勝15敗/優勝
ー ブレイザーズ(77ー78) 58勝24敗/C準決勝敗退
構成●ダンクシュート編集部
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