3月10日、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジの1つ『名古屋ウィメンズマラソン』が開催される。東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)、世界選手権ブダペスト大会代表の加世田梨花(ダイハツ)、東京五輪10000メートル代表の安藤友香(ワコール)らが最後の1枠を狙う。

 1月28日に行なわれた『大阪国際女子マラソン』で、東京五輪代表の前田穂南(天満屋)が、日本陸連が定めた2時間21分41秒を大きく上回り、2時間18分59秒の日本記録を打ち立てたことから、今回はそのタイムをさらに上書きしないと、五輪切符を掴めない。

 まず注目したいのが、昨年10月のMGCでは12位に終わったものの、3大会連続(マラソンでは2大会)五輪出場を目指す32歳ベテラン鈴木だ。地元・愛知の応援を味方につけ、名古屋路を快走できるか。
  また名古屋にある名城大出身の加世田も出走する。初めて日の丸を背負った昨年の世界選手権ブダペスト大会では19位。約1か月半後のMGCは4位で五輪切符に届かず、ラストチャレンジに挑む。ほかにも“忍者走り”が代名詞の安藤やMGC3位の細田あい(エディオン)も号砲を待つ。

 なお既に、MGCで1位の鈴木優花(第一生命グループ)と2位の一山麻緒(資生堂)がパリ五輪代表権を得ている。

構成●THE DIGEST編集部

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