現地時間3月13日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地ゴールデン1・センターでサクラメント・キングスと対戦し、107−120で敗戦。17試合連続の先発出場を果たした八村塁は20得点、3リバウンド、1アシストの活躍を見せた。

 試合前の時点で37勝27敗でウエスタン・カンファレンス7位のキングスに対し、レイカーズは36勝30敗で9位。逆転負け(120−130)を喫した3試合前のリベンジを期すチームは、ディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、八村、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスと、前回同様の先発で臨んだ。

 試合は序盤から点の取り合いとなり、第1クォーターを終えて29−29の同点。第2クォーターは31−27とキングスがわずかに上回り、4点差で折り返す。

 そのなかで八村は前半チーム2位の17得点と躍動。前回対戦時に29得点をあげた相手に対し、第1クォーターからダンクやレイアップで8得点を稼ぐと、途中出場の第2クォーターは残り7分からジャンパーと3ポイントで5点を連取。残り3分にはポストでの1オン1からドリブルで切り込み、ディフェンス3人を欺くフェイクで鮮やかなフィンガーロールを沈めた。
  逆転を狙うレイカーズだったが後半、開始から10−2のランを受けるなどホームのキングスに流れを明け渡す。ディアロン・フォックスとドマンタス・サボニスのコンビを止めることができず、73−88で第3クォーターを終えると、最終クォーターも反撃及ばず完敗した。

 2連勝のキングスはフォックスが21得点、7アシスト、サボニスが17得点、19リバウンド、10アシストと両輪がチームを牽引。加えてハリソン・バーンズが7本、キーガン・マレーが5本の3ポイントを決めるなど、チーム全体で19本、成功率46.3%を記録した。

 一方、キングス相手に今季4戦全敗となったレイカーズはリーブスが前半の19点を含む28得点、デイビスが22得点、10リバウンド、レブロンが18得点、13リバウンド、9アシストを記録。だが前後半で各60失点を喫するなど相手の内外自在な攻撃に翻弄された。

 八村は35分53秒間の出場で今季9度目となる20得点ゲームを披露。後半は攻撃機会が限られたなかでも、その唯一のチャンスで3ポイントを決め、試合を通じてフィールドゴール成功率81.8%(9/11)、3ポイント成功率66.7%(2/3)と効果的にシュートを沈めた。

 36勝31敗でウエスト9位のレイカーズは次戦16日(日本時間17日)、ホームで10位(34勝31敗)のゴールデンステイト・ウォリアーズとの直接対決が控える。プレーオフスポットを争う上で、重要な一戦になりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

【NBA】八村塁が気迫の29得点!同地区キングスに敗戦もFG成功率76.5%、3P成功率60%でレイカーズの牽引車に<DUNKSHOOT>

八村塁、3ポイント成功数の日本人記録更新&成功率で公式ランキング入り!「FG50%+3P40%」を超えるNBA9人のうちの1人に<DUNKSHOOT>