唯一無二の相棒との久々ツーショットを公開した。

　いよいよ３月20日からサンディエゴ・パドレスとのMLB開幕戦（韓国・ソウル）を迎えるロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。相手先発は昨年のWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）でチームメイトだったダルビッシュ有であり、隣国でも「侍ジャパン対決」に熱い視線が注がれている。

　韓国に到着してから大谷はエキシビションゲームに「２番・指名打者」として２試合連続で先発出場するも、快音は出ず。ここまで５打席連続ノーヒットと結果は出ていないが、はたして午後７時５分プレイボールのオープニングゲームでは豪快な一発が飛び出すのか。スタメン出場は濃厚で、その打棒に大きな期待が寄せられている。

　そんなスーパースターはこの日、自身の公式インスタグラムを更新。なんと韓国語で「今夜ソウルでシーズンが始まります。また近いうちにお会いしましょう。 レッツゴー・ドジャース！」と綴る、粋な演出でリール動画を公開した。

　ファンに丁寧にサインする大谷の姿から始まり、打撃練習では鋭いスイングで打球を遠くにかっ飛ばす。ネクストバッターズサークルで出番に備える大谷の後ろ姿を捉えながら、MLB・韓国シリーズのロゴで動画は締めくくられた。

　さらに立て続けに、ストーリーズも更新。こちらは米スポーツ雑誌『Sports Illustrated』の表紙にドジャースのユニホーム姿でバットを構える凛々しい姿と、愛犬デコピンを抱えて満面な笑みを見せる正反対な姿を公開。どちらも魅力的なスチールだった。

　特に大谷とデコピンの共演は久々で米メディアは即反応。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、デコピンとのツーショット写真をキャプチャーしてSNSに投稿し、「球界最大のスター（デコピン）とショウヘイ・オオタニが『Sports Illustrated』の表紙を飾った」と報告した。すると、同メディアのコメント欄は「Cute dog!!!」「デコピンちゃん大好き！」「デコピンは、まるでベイビーちゃんみたいね」「美しい犬だ」など活況を呈した。
 　昨季はロサンゼルス・エンジェルスの主砲として44本塁打を放ち、日本人初のホームラン王のタイトルを獲得した大谷。２度目のア・リーグMVPを手中に収めた、そのオンライン発表で初めて愛犬の存在を公表すると、世界は仰天。英国の公共放送局『BBC』も取り上げるほど、大きなニュースになった。

　さらに人気に拍車をかけたのは、その衝撃的な名前だ。世界中の野球ファンが熱狂したドジャースの入団会見で地元記者から犬の名前について問われると、「デコピンっていうんですけど」と回答。聞き慣れない名前に海外の記者は困惑し、緊張感に包まれた会場の雰囲気を明るくガラリと変える一流の振る舞いを見せた。

　以降もデコピンとの仲睦まじい交流は話題になった。駐日米国大使ラーム・エマニュエル氏がデコピンのために特別ビザを発給したり、人気野球ゲーム『実況パワフルプロ野球（通称パワプロ）』のマスコットキャラクター（パワプロくん）に興味を示すと、それを豪快に破壊。無残に中綿が飛び散った人形の横で、ちょこんと座るデコピンの姿を激写した大谷がインスタのストーリーで「事件だ」と報告すると、野球ファンから反響が相次いだ。

　愛犬にパワーをもらった大谷。愛妻も見守る前で、日本のスーパースターは名門球団でメジャー７年目のシーズンを迎える。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】”球界最大のスター”と大谷翔平がにこやかに２S
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