3月23日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が自身の公式インスタグラムから、元通訳である水原一平氏と撮影した画像を一斉に削除した。同氏を巡る違法賭博疑惑のなかで「大規模な窃盗」が浮上。球団から即座に解雇されると、大谷は水原氏のアカウントフォローも外していた。
【画像】大谷翔平が“一枚”だけ残した水原一平氏と侍Jメンバーの集合ショット

 公私ともに良きパートナーであった水原氏との決別を意味するのか。球界のスーパースターが削除した写真には、昨年3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝での対戦を記念して撮影されたマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)とのスリーショットや、今年1月に全米野球記者協会の夕食会で代理人を務めるネズ・バレロ氏らと一緒に収まった写真など、思い出の詰まった数枚も含まれる。

 それでも、たった一枚だけ残された画像がある。14年ぶりに世界一を奪取したWBCの期間中、侍ジャパンのメンバーが集まった決起集会のカットだ。

 大谷やダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)らメジャー組を中央に据え、近藤健介(ソフトバンク)や源田壮亮(西武)、佐々木朗希(ロッテ)など投手と野手陣を含めたチームの一体感、そして結束が伝わる至極のショットだ。右奥には水原氏も写っているが、大谷はこの一枚だけは消さずに残している。
  ちょうど一年前に撮影されたこの写真。水原氏の違法賭博問題が発覚して以降、野球ファンを中心に熱いコメントが相次いで寄せられている。

「泣けるで…」
「この仲間は宝物」
「お願い! 消さないで!」
「1日でも早く試合に全力を尽くせる日が来ますように」
「みんなで、楽しめた野球仲間ですもん。ずっと、変わらない」
「負けるな翔平!」
「ドジャースでの活躍期待してます! たくさんのファンがついてるの忘れないでください」
 
 現地22日、MLBは大谷と水原氏に対して調査を開始したとの公式声明を発表。MLB調査局(DOI)が正式な捜査を慎重に進めている。

構成●THE DIGEST編集部

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