あまりの打球速度に驚きの声が上がっている。

 現地3月31日、ロサンゼルス・ドジャースはセントルイス・カーディナルスと対戦し、2点ビハインドの8回裏にテオスカー・ヘルナンデスが3号ソロ、途中出場のマックス・マンシーが2ランホームランを打ち、5対4で逆転勝利。本拠地での4連戦を3勝1敗で勝ち越した。

 この日、ドジャースの大谷翔平は「2番・指名打者」の定位置で先発出場。4打数1安打でまたも一発は出なかったものの、中盤には追撃の口火を切る会心の当たりを見せた。

 カーディナルスが4点リードの6回裏、ここまで2打席連続三振の大谷は先頭打者で登場。1ストライクからの2球目、高めのチェンジアップを振り抜くと打球速度115.8マイル(約186.3キロ)の弾丸ライナーを右翼線に引っ張り、ワンバウンドしてそのままスタンドに入るエンタイトルツーベースを放った。ちなみに、MLBのデータ解析ツール『Statcast』が導入された2015年以降では、17年のヤシエル・プイグに次ぐドジャース史上2番目の速い打球だった。

 あっという間の打球スピードにドジャー・スタジアムに駆け付けた観衆は騒然。大谷が余裕を持って二塁に到達すると、地元ファンは立ち上がり拍手で称えた。このあと、三塁まで進塁した大谷はヘルナンデスのタイムリー二塁打でホームを踏み得点。さらにもう1点を追加し、日本人スターのバットが劇的な逆転勝利の呼び水となる反撃打となった。
  この痛烈な一打を米メディアは見逃していない。米データ分析会社『Codify Baseball』は公式X(旧ツイッター)を更新し、「ロサンゼルス・ドジャースは、『Statcast』が導入されてから2600試合以上を戦ってきた。ショウヘイ・オオタニはドジャースに加入して6試合に出場しただけだが、その期間中にドジャースの中ですでに最も強い安打を記録している」と反応。その打棒に驚きを隠せないでいる。

 ホームランは出ずとも、圧巻のスイングでヒットを記録した大谷。いまだベストパフォーマンスではないながらも、強力打線の主軸として結果を残しているのはスタープレーヤーのなすべき姿である。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】痛烈な打球速度115.8マイル(約186.3キロ)!大谷翔平の“超速”二塁打!
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