現地時間4月6日(日本時間7日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでクリーブランド・キャバリアーズと対戦。7試合ぶりのホームゲームを116−97で制し、今季成績をウエスタン・カンファレンス8位の45勝33敗(勝率57.7%)とした。

 両軍の先発は、レイカーズがディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、八村塁、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスの5人。対するキャバリアーズはダリアス・ガーランド、ドノバン・ミッチェル、マックス・ストゥルース、エバン・モーブリー、ジャレット・アレンと、ともに今季のベストスターティングラインナップでゲームに臨んだ。

 試合は第1クォーターから両チームとも高確率でシュートを沈め、激しい点の取り合いに。そのなかで33−33と同点で迎えた残り6秒から、第2クォーター残り9分11秒にかけてレイカーズが18−2の猛攻を仕掛け、最大16点のリードを奪取と一気に主導権を握る。
  とりわけ当たっていたのがラッセルだ。タフショットも難なく成功させ、前半だけでフィールドゴール9/12、3ポイント5/8の23得点と爆発。ただ、キャバリアーズも第2クォーター終盤に9−0のランを仕掛けるなどじわじわと差を詰め、56−65の9点ビハインドで試合を折り返した。

 第3クォーター開始直後、レイカーズはデイビスがターンアラウンドジャンパーを決め幸先のいいスタートを切るも、直後に0−11の猛反撃に遭い、わずか3分半で67−67の同点に追いつかれてしまう。その後は両チームともターンオーバーやシュートミスを連発する締まらない展開のなか、レブロン&リーブスのツーメンゲームやデイビス、ベンチ出場のトーリアン・プリンスを軸にレイカーズが17−0のランで抜け出し、90−78と12点リードでラスト12分を迎えた。

 第4クォーターも流れは変わらず、113−97の残り1分33秒に両チームとも主力を下げて決着。危なげなく逃げ切ったレイカーズがイースタン・カンファレンス3位の強敵を相手に快勝を収め、4連勝を飾った。
  今や名門レイカーズの不動のスターターとなった八村は、第1クォーター残り9分5秒、今季絶好調の3ポイントを早速ヒット。左コーナーでレブロンのパスを受けると、自信の表われか、ディフェンダーにしっかりマークされているにもかかわらずクイックリリースで迷わず長距離砲を放ち、見事に決め切ってみせた。

 残り6分43秒には、リーグ有数のビッグマンのアレンをブロック。第2クォーターは残り5分38秒、右ローポストでジョージ・ニアンを力強く押し込み、ターンアラウンドジャンパーを成功させる。さらには残り2分48秒、右ウイングからリムアタックを仕掛け、巧みなシュートフェイクでアレンを跳ばせてファウルを誘発するも、フリースローは2本とも外してしまった。
  第3クォーターは残り6分53秒、トランジションでリーブスのロングパスを受けボースハンドダンクをお見舞い。残り5分42秒にベンチに下がると、第4クォーターは残り7分3秒から登場するも、得点機会はなく残り1分33秒にお役御免となった。

 最終的なスタッツは、27分7秒のプレータイムで7得点(フィールドゴール3/9、3ポイント1/5、フリースロー0/2)、5リバウンド、1ブロック。この日はタッチが今ひとつだった上にシュート機会も少なく、連続2桁得点は6試合でストップした。

 貯金を今季最多の12まで増やし、サクラメント・キングスを抜いてウエスト単独8位に浮上したレイカーズ。次戦はバック・トゥ・バックで7日、同じく本拠地でミネソタ・ティンバーウルブズと対戦する。連戦かつ相手はウエスト首位タイの難敵と厳しい条件が揃っているが、何とか勝利しひとつずつ順位を上げたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】レブロン、八村塁らが所属するレイカーズの試合を華やかに彩る“レイカーガールズ”を特集!