ビーチバレーボールの国内最高峰ツアー「ジャパンビーチバレーボールツアー2024」の開幕記者会見が4月23日(火)、東京都港区・ヒルトン東京お台場にて開催された。

 会見には、日本バレーボール協会会長の川合俊一氏、ビーチバレーボール本部本部長の川合庶氏ら、黒川寛輝ディラン(LIVZON)、黒川魁(NTTコムウェア)、水町泰杜(トヨタ自動車 ※5月より所属)、沢目繭(ミライラボバイオサイエンス)、川崎菜々子(ハウスコム)、菊地真結(トーヨーメタル)の選手6名が出席した。

 今年のジャパンツアーは全国各地において10大会の開催となり、ナイトゲームやカーボンニュートラルマッチなど初の試みが予定されている。競技形式においても、「グランドスラム」「オープン」と2つのカテゴリ−に分けられる。
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「グランドスラム」は大阪、名古屋、お台場、横浜で開催。エントリーランキング上位8チームのみが出場することができるハイレベルな大会として位置づけされる。
 「オープン」は平塚、都城、立川立飛、青森、須磨、松山で開催、出場チーム数は最大16チームで、若手選手たちの門戸を広げる競技形式が導入される。

 高校、大学時代に腕を鳴らしてきた女子若手の有望株、22歳の菊地はこの春、大学を卒業。社会人として国際大会にも出場し、そこで手にした収穫を糧にジャパンツアー開幕戦に乗り込む。

「国際大会では、プロの選手と比べて技術面でも体力面でも精神面でも、足りていないところがわかってたくさん学ぶことができた。新しいパートナーと時間をともにすることでビーチバレーはコミュニケーションが大事だと改めて気づくことができた。ジャパンツアーでは初の表彰台に上がりたい」(菊地)

 また、ビーチバレー、インドアバレー両方のトップクラスで二刀流の活動をしていくことを発表した水町は、メディアの視線を釘付けにしていた。

 2023-2024シーズンのVリーグdivision1ではウルフドックス名古屋の内定選手として試合に出場。5月からはフロアから砂へとフィールドチェンジ。トヨタ自動車ビーチバレーボール部のメンバーとしてビーチに軸足を置く。

 本格的に練習を開始するのはこれから、という水町は、「ビーチバレーは高校時代から興味を持っていた。ずっとやりたいと言いながら7年くらいできなかったけれど、周囲の協力もあり実現することができた。インドアバレーに親しみを持ってくれている人が、ビーチバレーを見たときに楽しいな、と思ってもらえるように精一杯がんばっていきたい。ぜひ見に来てください」と言葉に力を込めていた。

<ジャパンビーチバレーボールツアー2024 大会日程>
第1戦平塚大会 荒井商事杯
5/10(金)~12(日)  神奈川県平塚市/湘南ベルマーレひらつかビーチパーク

第2戦 都城大会 第 25 回ビーチバレー霧島酒造オープン
5/31(金)~6/2(日) 宮崎県都城市霧島ファクトリーガーデン

第3戦 グランドスラム グランフロント大阪大会
6/8(土)、9(日) 大阪府大阪市/グランフロント大阪うめきた広場

第4戦立川立飛大会
7/13(土)、14(日) 東京都立川市/TACHIHI BEACH

第5戦マイナビ青森大会
8/30(金)~9/1(日) 青森県青森市/青森駅前ビーチ

第6戦 グランドスラム名古屋大会
9/20(土)〜22(日) 愛知県名古屋市/名城公園 tonarino

第7戦 グランドスラムお台場大会
9/28(土)、29(日) 東京都港区/お台場海浜公園

第8戦須磨大会
10/4(金)~10/6(日) 兵庫県神戸市/須磨海岸

第9戦マイナビ松山大会
10/25(金)〜27(日) 愛媛県松山市/開催場所調整中

第10戦 グランドスラム横浜赤レンガ倉庫大会
11/9(土)、10(日) 神奈川県横浜市/横浜赤レンガ倉庫

記事提供●ビーチバレースタイル(bvstyle.net)
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