日本最強右腕が徐々にメジャーの舞台で存在感を強めている。

 現地4月25日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、敵地ナショナルズ・パークにて行なわれたワシントン・ナショナルズ戦で今季6度目の先発登板を迎え、6回4安打無失点、7奪三振1四球と好投。2試合連続のクオリティスタート(QS)も達成し、現地6日のシカゴ・カブス戦以来となる今季2勝目を挙げた。

【PHOTO】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も この日、まず初回を三者凡退に抑えると、2回にテオスカー・ヘルナンデスのソロ弾で先制点をもらい、以降も要所をしっかりと抑えた山本。直球主体の投球にカーブ、スプリットなどを織り混ぜ、安定感のあるパフォーマンスでナショナルズ打線に得点を与えず。メジャー初登板後に45.00だった防御率は、現在3.54まで改善されている。

 3試合ぶりの無失点投球を披露したドジャースの背番号18には、チームメイトも賛辞を惜しまない。ドジャースの地元紙『Orange County Register』によれば、なかでも捕手を務めたオースティン・バーンズは試合後、「おそらく、これまでで最高の内容だと思う」と話し始め、日本人右腕のピッチングを絶賛したという。

 さらに、「速球を狙った通りのところに投げられているし、その扱いがうまい」と続けた女房役は、「プレートから外れることなく球種を混ぜていた」ともコメント。「スプリットもいい感じ。カーブは一番安定しているし、かなり頼りになる球種だと思う。うまく持ち球をちりばめていて本当によかった」と内容を振り返っている。

 なお、この試合に競り勝ったドジャースは、今季2度目のチーム4連勝。ナショナルズ相手にスイープを達成し、貯金を「5」に伸ばした。

構成●THE DIGEST編集部

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