イングランド・プレミアリーグの最多失点記録が塗り替えられた。

 その“不名誉な新記録”を築いたのは、37節終了時点で最下位の20位(3勝7分け27敗)に沈み、すでに来シーズンの2部降格が決まっているシェフィールド・ユナイテッドだ。

 1993-1994シーズンにスウィンドン・タウンが残した1シーズンの最多失点記録「100」に、37節のエバートン戦を迎えた時点で並んでいたシェフィールド・Uは、敵地グディソン・パークでの一戦に0−1で敗戦。失点数が「101」となり、30年ぶりにリーグの最多失点記録を更新した。
  ちなみにスウィンドン・タウンの100失点は、プレミアリーグが22チーム制時代の42試合で記録したもの。シェフィールド・Uはこの“大記録”を、37試合を消化した時点で塗り替えてしまった。

 この結果を受けて、英国メディア『Sky Sports』は公式X(旧ツイッター)に「シェフィールド・Uは、シーズン101失点を喫した史上初のチームとなり、プレミアリーグの新記録を樹立した」とポスト。ネット上には「とても恥ずかしい記録」「最悪のシーズンだ」「来週の試合で彼らはこの記録をさらに伸ばすだろう」とファンの嘆きの声が並んでいる。

 プレミアリーグ創設(1992年)前も含めたイングランド1部リーグのシーズン最多失点は、1908-1909シーズンにレスターが記録した「102」。もしシェフィールド・Uが、現地時間19日に実施される最終節のトッテナム戦で2点以上失えば、イングランドにおけるトップリーグの最多失点記録を115年ぶりに更新することになる。

構成●THE DIGEST編集部

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