ロサンゼルス・ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者が、チームの内野を強化するためにひとつのトレード案を提唱した。
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 今シーズンのドジャースは、外野手と二塁手の経験を持つムーキー・ベッツを遊撃手として起用。しかし将来を見据え、「遊撃手を本職とするボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ)をトレードで獲得したほうがいい」と持論を展開した。

 マッケイン記者は、遊撃手にコンバートされたベッツから開幕当初の驚異的な打力が失われた理由を、守備の負担にあると受け止めている。その懸念を解消するために、経験のある二塁手に戻し、遊撃手には二塁手で起用されているギャビン・ラックスではなく、ブルージェイズのビシェットを獲得して配置すればいいと考えている。

 今シーズンのビシェットは不振に陥っている。「現地5月14日時点で、打率.218、出塁率.275、長打率.306で、2本塁打、打点13と大苦戦。キャリアでOPSが.800を下回ったことはないが、現状.581にとどまっている」としながらも、ラックスと比較すれば「ビシェットのほうがはるかにいい選手だ」と、チームに補強を呼び掛けた。
  獲得する場合はトレードになり、「ブルージェイズは投手育成に苦戦しているため、少なくともひとりの有望なメジャーリーガーと、投手を含むプロスペクトのパッケージで、まとまる可能性がある」とマッケイン記者は見通している。

 さらに、「本職の遊撃手の獲得が、チームにとってもベッツにとっても最善の策だ。ドジャースのマイナーに優れた遊撃手が見当たらないため、26歳のビシェットがロサンゼルスの未来の遊撃手になるかもしれない」と期待を込めた。

 ビシェットのドジャースへのトレードの噂は、23年11月にも盛んにメディアを賑わせていた。

構成●THE DIGEST編集部

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