ようやく暗いトンネルから抜け出し、選手たちが歓喜の輪を作った。

 現地5月19日、ブラジル・ブラジリアで開催された女子バレーボール・ネーションズリーグの1次ラウンドで、韓国女子代表はタイと対戦。3対1の勝利を収めて今大会初白星を挙げ、2021年6月15日(カナダ戦)から続いていたネーションズリーグでの連敗を「30」で止めた。
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 韓国メディア『イーデイリー』は「東京五輪で4位となって世界ランキングも14位にまで上昇。だがキム・ヨンギョンら黄金世代がチームを去ると若返りにことごとく失敗し、ネーションズリーグでは悪夢の30連敗を喫した。ランキングは43位にまで落ちていた」と記し、「いまや中国、日本、そしてタイに次ぐアジア4番手だ」と嘆く。
  だが今回の勝利はひとつの光明だと説く。『イーデイリー』は「今大会ではブラジルやドミニカ共和国など強豪と戦って良い経験を積んでいる。今回のタイ戦の勝利は大きく、フェルナンド・モラレス監督が推し進める世代交代も軌道に乗りそうだ」と期待を込め、チームの得点源であるイ・ダヒョンは「強い相手に勝てて嬉しい。どうしても勝ちたかったし、最後の2セットを連取したこの勝利は自信になると思う。昨年以上の成績を残したい」と決意を明かした。

 1次ラウンドの第1週(各4試合)を終えた時点で、1勝3敗の韓国は16チーム中14位。世界ランキングは43位から37位にジャンプアップした。アジア勢では中国(6位)、日本(8位)、タイ(14位)に続く4番目だ。現地5月30日からは米テキサス州アーリントンで第2週の4試合を戦う。

構成●THE DIGEST編集部

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