関ジャニ∞・横山裕が主演を務めるオシドラサタデー「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の第6話が5月20日(土)に放送される。

■「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」とはどんな物語?

同ドラマは、横山演じる売れない漫画家・狩野進と、狩野の隣に暮らす訳ありの少年・さとうコタロー(川原瑛都)が織り成すハートフルコメディーの続編。原作は津村マミ氏。

第6話ではコタローが緊急記者会見を開いたり、狩野と秋友美月(山本舞香)が急接近しているような描写も。また、美月や小林綾乃(百田夏菜子)、それぞれの家族の“カタチ”も明らかになる。

そんな第6話の放送に先駆け、同ドラマでヒロイン・秋友美月を演じる山本からコメントが到着した。



■山本舞香が「川原瑛都の成長」に驚いたと明かす

――「続編が決まった」と聞いた時の気持ちを教えてください。

続編ができるんだといううれしい気持ちでいっぱいでした。同時に、コタローを演じていた(川原)瑛都がどのくらい大きくなっているんだろうと思いました。

テレビでは何度か瑛都の活躍を目にしていたのですが、実際に会うまではどのくらい背が伸びたなどは分からないので、再会するまでの間は、会うのが楽しみであり、ちょっとソワソワしていました(笑)。

――実際にお会いした川原さんの成長ぶりはいかがでしたか?

「子どもの成長は早い」とよく聞いていたこともあって瑛都も大きくなっただろうなとは思っていたのですが、思った以上に手足が長くなっていて驚きました(笑)。

それ以外だと、現場で助監督さんに「次どこからですか?」と聞いていたりして、子役から俳優になろうとしている瑛都の姿を、私や横山さんをはじめ大人チームはニヤニヤしながら見守っています。

――生瀬(勝久)さんが、川原さんについて、「俳優としての自覚が出てきた」とおっしゃっていましたが、山本さんも同じように感じることはありますか?

俳優になった部分もあると思いますが、まだまだ子役であり、子どもだと思います。完全に、俳優になってしまったら私たちが寂しいです(笑)。

瑛都はすごくかわいいんです。コタローが職業訓練のために美月が働いている純喫茶を訪問し、店主にパン作りを教わる第1話のシーンを撮影していたのですが、撮影の最中は一生懸命にお芝居をしていたのに、カットの声が掛かった瞬間、ただの子どもの顔になったんです。

パン作り自体に、すごく興味があったのか、自分がこねていたパンの生地を触ったり、劇中に出てきた「こねたたき」をずっとやっていたりと、終始、楽しそうでした。そんな瑛都の様子を見て、子どもらしい部分が残ってくれててうれしいなと感じました。


■描かれていない部分もしっかりと表現

――2年ぶりに演じてみて、美月はどのようなキャラクターだと感じましたか?

美月に関しては、前作も今作もキャラクター自身のブレや変化はありません。なので、2年前に前作が終わってから、今作が始まるまでの間の描かれていない部分もしっかりと表現できるようにしようと思って演じています。

ドラマでは描かれていないだけで、この2年間、「アパートの清水」では、コタロー、狩野、美月らは楽しくワイワイと暮らしていただろうし、そういった部分がしっかりと今回、出せていたらいいなと思っています。

私と田丸さんを演じる生瀬さんは、シリアスな場面が多い横山さんや瑛都に比べていい意味でふざけています(笑)。シリアスな時はシリアスに、コメディーは全力でコメディーをするなど、きちんとオンオフを使い分けているので、美月と田丸は、前作に比べて、ちょっとコメディーな感じが強くなっていると思います。

――他に、前作と今作で美月の変わった部分は?

前作はキャバ嬢だったけれど、今作では純喫茶で働いていることです。キャバ嬢だった頃は少し髪色が明るめでしたが、純喫茶で働いている今は少し暗めの髪色で落ち着いた印象のある大人の女性になっています。純喫茶で働いている美月が、前作よりも落ち着いた大人の女性に映るような演技を心掛けています。

――横山さんについてお聞きします。座長としての横山さんはいかがですか?また前回と比べて、ここが変わったなと感じたところは?

前回、ドラマが終わった後にみんなでご飯に連れて行ってもらいました。年下の私に対して、すごく気を遣ってくださいますし、本当にかわいがってもらっています。

2年ぶりに共演したのですが、瑛都と比べると横山さんは「あ、久しぶり〜!」という感じがしなかったので、横山さんに変わったところはないです(笑)。

お芝居もしやすいですし、休憩時間には積極的に声を掛けてくださいますし、たくさんお話をさせていただいているので、横山さんのおかげですごく撮影が楽しいです!

――横山さんには変化がないとのことですが、SNSでは横山さん演じる狩野と、山本さん演じる美月の関係が気になるという声があります。今後、二人の関係が変化するようなシーンは今後あるのでしょうか?

ありますよ!(笑)。前作に比べて、今作は狩野と美月の関係の変化を匂わせているシーンがちょこちょこあるんです。そこも楽しみの一つとして「コタロー」を見ていただけたらうれしいです!

――関ジャニ∞が歌う主題歌「未完成」を聞いた感想は?

前回の「ひとりにしないよ」とは全くちがうテイストだなと思いました。「未完成」がドラマと一緒になった時にどのような感じになるのかなとドラマの完成が楽しみでした。曲自体はとても元気の出るメロディーと歌詞だなという印象を受けましたし、ドラマに合っているなと感じました。

――撮影現場に楽しみにしていたことを教えてください。

生瀬さんと一緒のシーンがある日は常に話しているので、和気あいあいとした空間で過ごせるのはすごく楽しかったです。大人たちが楽しく話していると、瑛都が気になるみたいで、「なんですか!どういうことですか?」と仲間に入ってくるので、それもかわいくて仕方がなかったです。

また、この現場は差し入れがすごく多いので、たくさんの種類の差し入れにテンションが上がっていました(笑)。本当にすてきな現場に出合えて、よかったなと思います。


――第6話が美月のメイン回ですが、どのようなお話になっているのでしょうか?

美月の元に、母親・皐月(田中美佐子)が現れる回になっています。美月の家族の形が明かされることで、美月の新たな一面が見られると思います!

――第6話では美月とコタローら子どもたちとクッキーを作るシーンがあると思います。川原さんをはじめ、子役の皆さんと演技をする上で心掛けていることは?

常ににこにこしているように心掛けています。私は怖がられてしまうことがあるので、子どもたちには笑顔で話し掛けたり、リアクションをしたりしていました。私自身は子どもがすごく大好きなんですが、真顔だとなぜか「怒っていますか?」と聞かれることもあるので、子どもたちを怖がらせないように、そこだけはとにかく気を付けて接しました(笑)。

――前作、今作を通して、ドラマ内で印象に残っているせりふやシーンはありますか?

今作の第2話の給食のシーンが印象的でしたし、ドラマを見ている人にも刺さるお話だったんじゃないかなと思います。食べ物の大切さを一番知っているのはコタローちゃんだし、食べ物が目の前にあると、食べずにはいられないという描写に、何とも言えない切なさがありました。

「食べ物が大切である」ということはもちろんみんな知っていますが、食べることができる環境にいる狩野や美月ら大人ではなく、食べることが難しかったコタローちゃんが言うからこそ、その言葉に説得力がありました。

そういった部分が前作よりも、パワーアップしているなと思いました。前作もすごくいい作品だなと思っていたのですが、今作ではコタローちゃんをはじめとするキャラクターたちが抱えている問題を深掘りしていることでリアリティーが出て、作品により厚みができた気がしています。

――今後の見どころを教えてください。

コタローちゃんがどう成長していくのか、どのような選択をしていくのかが大きな見どころだと思っています。感動して泣けるような結末になっているので、最後まで見ていただくことが一番だと思います。

見ている人も成長できるお話になっていますし、私たちもコタローちゃんに成長させてもらっています。子どもたちが日頃どのように物事を見て、どのように感じているのかが描かれているので、そこを視聴者の方にもぜひ感じてほしいです。