6月10日(土)の土曜プレミアム(毎週土曜夜9:00-11:10、フジテレビ系)は、オードリー(若林正恭、春日俊彰)とハライチ(岩井勇気、澤部佑)がゲストと共に、トーク番組の可能性をあれこれと試す「チャレンジトークバラエティ オドオド×ハラハラ」が放送される。演出を務めるのは、元テレビ東京のプロデューサーで、現在はラジオのパーソナリティーなど多方面で活躍中の佐久間宣行。佐久間がフジテレビのゴールデン番組を初演出する他、かつて「キャンパスナイトフジ」(2009〜2010年、フジテレビ系)でレギュラーとして共演したオードリーとハライチが、フジテレビでMCとして初タッグを組む。

■3つの企画に葉加瀬太郎、松たか子、ジェシーが登場

同番組では、オードリーとハライチがゲストと共に、挑戦的かつ予測不能な企画を、番組タイトルが示す通り“オドオド、ハラハラ”しながら試していく。行うのは、3本の実験的なトーク企画。「大御所だって叱られたい!クイズ!大御所コラコラ」では、たまには人から叱られたいという大物ゲストが、どのように叱られたいと思っているのかを若林、春日、岩井が当てる。今回は“叱られゲスト”として、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎が登場する。

「ニュアンスだけで頼みたい!ふわふわ料理店」には、ゲストとして松たか子が登場。若林、春日、岩井が「ゲストが今どんなものを食べたいのか」を質問しながら、「ふわふわメニュー名」を即興で考案。予約の取れない日本料理の名店「賛否両論」のシェフ・笠原将弘が、そのメニュー名をもとに「前菜」「メイン」「シメ」の3品を作る。

最後は、コーナーMCをビビる大木が務める「一番慕われないのは誰だ!しょぼしょぼ先輩No.1決定戦」。ゲストには、交友関係が広く、どんな芸能界の先輩にも気に入られるキャラクターのジェシー(SixTONES)が登場。ジェシーの芸能界交遊録を振り返りながら、どんな先輩が後輩から慕われるのかをオードリー、ハライチが学ぶ。さらに、ジェシーがオードリーとハライチら4人の中で一番とっつきにくいと思った“先輩”は誰なのか、後輩に慕われない“しょぼしょぼ先輩No.1”を決定する。

■オードリーは「一番甘えられる先輩」

収録後のオードリー、ハライチ、佐久間からのコメントも到着。春日は、「ハライチと2組で番組をやりたいねというのは、我々のテレ東の番組で話してたんですよ」と、佐久間にも相談していたと告白。岩井は「一番甘えられる先輩なので、こうやって一緒にできたことが本当にうれしいです」と、2組での初冠番組が実現したことへの喜びを語った。また、春日は「打ち合わせで普通のトーク番組の3本分ぐらいのボリュームの収録って聞いていて、1本目が終わった時点で、“これ3本分どころじゃねぇぞ?”って思いましたね(笑)」と振り返った。

■オードリー、ハライチ、佐久間宣行 コメント全文

――この特番が佐久間さんのフジテレビゴールデン帯初演出の番組ということになりますが、MCにオードリー、ハライチを抜てきしたのは、2組と過去に番組でご一緒してきた信頼があったからですか?

佐久間:そうですね。フジテレビさんから「何か番組をやりませんか?」って言われたときに、「じゃあオードリーとハライチでやらせてください」ということをまずお伝えしました。

オードリー・ハライチ:えー! うれしい!

佐久間:まさか本当にいいですよって言ってくれるとは思わなかったんですけど(笑)。それで次は「企画をください」という話になり、いくつかの企画案の中で、「トーク番組だけどいろんな企画を彼らで試せるやつを」という話になっていき、そのまま“チャレンジトークバラエティ”というのを考え、この番組ができました。

――オードリーさん、ハライチさんはこの番組のオファーがあった時はどう思われましたか?

若林:この2組でゴールデンをやれるなんて、本当にうれしくて「続けてみるものだな」「こんなことあるんだ」とシンプルに思いましたね。

春日:ハライチと「この2組で番組をやりたいね」というのは、我々のテレ東の番組で話していたんですよ。そこで佐久間さんにも「深夜でもいいので番組をやらせてくださいよ!」とは言ってたんですが、それがまさかフジテレビのゴールデンでできるなんて(笑)。

澤部:オードリーさんとは15年ぐらいの付き合いで、我々が初めてトークライブをやった時も来てもらって、俺らはオードリーさんが好きな“オードリーっ子”なんですよ。オードリーさんの番組に呼んでもらうというのはあったんですけど、そうじゃなくて「2組でできるの!?」って、すごくうれしかったです。

岩井:一番甘えられる先輩なので、こうやって一緒にできたことが本当にうれしいです。

――今回の“チャレンジトークバラエティ”という形式はいかがでしたか?

若林:いや、あのー、トーク番組と聞いていた割に、お笑いの実力を試される場面があったなーと(笑)。しゃべったというよりは、汗をかいた収録でした(笑)。

春日:打ち合わせで普通のトーク番組の3本分ぐらいのボリュームの収録って聞いていて、1本目が終わった時点で、“これ3本分どころじゃねぇぞ?”って思いましたね(笑)。

若林:別々の特番を3本やったときの疲れだね(笑)。

岩井:あと最終的におなかがいっぱいになりました…(笑)。

澤部:“チャレンジトークバラエティ”って言ってて、気付いたらおなかがいっぱい(笑)!

佐久間:たくさんトーク番組がある中で、この2組がやるとしたら、ゲストの魅力を引き出していくものと、この2組が自分たちのことをさらけ出したり、汗をかいたりするもの、そこのちょうど良いバランスは狙いたいなと思っていました。でも、今回企画が3本ありますが、全部企画が違うトーク番組って普通はないですよね(笑)。

――フリー転身後の佐久間さんの現在の活躍をどのように見ていますか?

若林:僕らの番組で、よく“この世代で誰が天下を獲る?”みたいなトークテーマを佐久間さんがカンペで出すんですけど、佐久間さんが獲りそうだなって思ってますけどね(笑)。

澤部:佐久間さんが辞めてから、辞めていく方たちが増えていったんじゃないですか? 別のところに行ったり、フリーでやられている人もいて、その流れを作った人だなと思います。

岩井:テレビとかメディアへの出方が、裏方の範囲を超えないように出ているので、ちょうど良いあんばいでやられてるなと思いますね。

――今の言葉を受けて佐久間さんはいかがですか?

佐久間:最終的にこういう番組にたどり着きたくてやってますね。自分が面白いと思う芸人さんに冠番組を作りたい、そういうチャンスが与えられるようになりたいと思っています。YouTubeでも、自分は好きなんだけど、世間的な評価が追いついていないような芸人さんに出ていただいて、仕事が増えればいいなという思いでやっています。なので、まさにこの番組の実現が、自分がやっていきたいことなんです。

春日:それはもう「THE SECOND」を1人でやっているみたいなことですからね?

佐久間:気持ちとしては「THE SECOND」の気持ちでやっているかもしれない(笑)。