竹内涼真が、1月15日に東京・六本木ヒルズアリーナで行われた映画「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」ゴーレムアライバルイベントに、高橋文哉、堀田真由、板垣李光人、黒羽麻璃央、橘優輝、須賀健太、吉田鋼太郎、菅原伸太郎監督と共に登壇した。

■竹内涼真らキャストたちがレッドカーペットに登場

2021年1月に日本テレビとHulu共同製作ドラマとしてSeason1が放送された「君と世界が終わる日に」。ゴーレムウィルスという噛まれたら化け物になってしまう謎の感染症によって、突然日常を奪われた人たちの過酷なサバイバルと人間ドラマを描いた作品で、Season2からSeason4までがHuluで独占配信されている。

ゴーレムたちがうごめくレッドカーペットに、竹内らが一人ずつ登場し、観客に手を振ったり、サインをしたり、たっぷりとファンサービスを行った。登壇者が揃ったところで壇上からキャノン砲を発射すると、ゴーレムたちは一斉に退散したが、キャノン砲から飛び出した銀テープが強風によって高橋や堀田に絡まるハプニングが発生。そこに竹内ら、他のキャスト陣がすぐに駆け寄って取り除き、結果的に良いチームワークを示すことができた。

マイクを手に取った竹内は開口一番「寒い!」と絶叫。そして「キャノン砲、(キャストにテープが絡まることを)さすがにスタッフの皆さん、予想してなかったでしょう? これが『きみセカ』です!」と、ハプニングもウェルカムな態度を見せた。

■竹内はSeason1の時から映画化を希望していた

シリーズ初の劇場版について竹内は「Season1の時に実はカメラマンさんと『映画化できたらいいよね』って本当に他愛もない話をしていたんです。まさかこの日が迎えられるなんて。チーム全員で4年間走り続けてきてよかったなと心から思っています」と喜んだ。

屋外でのイベントで、しかも風も強く、竹内も最初のあいさつで開口一番「寒い!」と叫んだほどだったが、撮影時を振り返り「『きみセカ』の撮影は、皆さんが今体感している通り、いつもこの寒さなんです。4年間、みんなと撮影をしてきましたから、途中で命を落とした仲間たちを思い返すとグッときますけど、そういう仲間たちの思いも背負って劇場版に臨んだので気持ちも入っていました」と、寒さを体感すると同時に撮影の思い出もよみがえってきたと明かした。

■竹内「特殊メイクチームがいなかったら成立しなかった」

キャストによるトークセッションが行われ、盛り上がりを見せたが、最後に竹内が「今日、ゴーレムがいたじゃないですか。Season1から特殊メイクチームがずっと寝ずにやってくれたんですよ」と言って、特殊メイクチームのスタッフの居場所を確認すると「拍手を送ってあげてください! 特殊メイクチームがいなかったら成立しなかったので」と観客に呼びかけ、一緒に作り上げてきたスタッフに感謝の気持ちをしっかりと伝えた。

最後は、「今日は寒い中、イベントにお越しいただきありがとうございました。『キミせか』FINAL、今月ついに公開です。僕がやってきたのはゾンビサバイバルではありません。最大級の愛の物語です」と作品の魅力をアピールし、マイクを通さずに地声で「愛に溢れた壮大なラブストーリーをぜひ劇場で見てください!」と呼びかけた。

◆取材・文=田中隆信