田中圭主演、林遣都、吉田鋼太郎らが出演するドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の第3話が1月19日に放送された。春田(田中)の部下、和泉(井浦新)がまたもやおかしな言動をする様子にますます興味が湧いた。(以下、ネタバレを含みます)

■「おっさんずラブ-リターンズ-」とは

「おっさんずラブ」は、2016年に単発ドラマ、2018年に連続ドラマが放送され、2019年には映画化、さらに航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマも放送。

今回の「おっさんずラブ-リターンズ-」は2018年に放送された“初代おっさんずラブ”の続編となっており、新婚生活を送る“はるたん”こと春田創一(田中)&牧凌太(林)と、彼らの新居に乱入してくる“家政夫の武蔵さん”こと黒澤武蔵(吉田)が、新しい“愛のカタチ”を模索していく“爆笑胸きゅんホームドラマ”となっている。

月日が経ち、変わらないことと変化が訪れた春田と牧、そして黒澤。また、時がたてば、周りの人間関係も変わってゆく。シンママになり仕事と育児の両立に悩むちず(内田理央)、恋愛迷子になってアプリに没頭する武川(眞島秀和)、二世帯住宅で暮らし始める栗林(金子大地)と蝶子(大塚寧々)、4人家族になった舞香(伊藤修子)と鉄平(児嶋一哉)。そして、中途採用で入社してきた春田の歳上の部下・和泉幸(井浦新)、天空不動産の近くで、移動式おかかおむすび専門店「おむすびごろりん」を営む謎の男・菊之助(三浦翔平)も現れる。

■黒澤が立ち去った直後に和泉がドサリと倒れる

初めて人を愛する気持ちを知った春田、春田の思いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧。あれから5年の月日が経ち、コロナ渦の遠距離恋愛を経て、春田と牧は遅れてきた新婚生活を歩み出す。しかし、課長に昇進した牧は帰国早々大忙し、春田も天空不動産で係長になり、中途採用で入社してきた歳上の部下・和泉幸(井浦新)の教育係を任されることになり、すれ違ってしまう。

そんな二人を見かねたちずが自らも利用しているという家事代行サービス「ばしゃうまクリーンサービス」を紹介すると、春田と牧の家に現れたのは、なんと早期退職後、再就職を果たした“家政夫の武蔵さん”こと黒澤だった。

自らの抑えがたい気持ちの正体は“姑”の感情だと理解し、これからは“愛息子・はるたん”と、その夫・牧(林遣都)の幸せを見守っていこうと決意したばかりの黒澤は、春田らの家の前で気持ちを確かめ、立ち去っていく。

その直後、謎の多い春田の部下であり、春田らの隣の家に住む和泉がどこからか帰宅し、家の前で苦しそうにドサリと倒れる。

■黒澤「はるたんが不倫…!?」

「いってきまーす!」と元気よく出社しようとした春田は、和泉が倒れているのを発見し「デジャヴ!」と叫ぶ。

その声に黒澤が振り向き、春田は「和泉さん!和泉さん!めっちゃ血!き、救急車呼びますから!」と叫んでいる。黒澤が戻って物陰からのぞくと、春田と和泉がキスをしていた。

和泉は春田の頬に手を当てながら「相変わらず、うるせぇ唇だな」と言い残して気を失う。春田が動揺していると、家の中から同居している菊之助が出てきて「もう、たびたびすみません。本当にたいしたことないんで、気にしないでください」と涼やかに言って、「無理無理無理!」と騒ぐ春田をよそに和泉を家の中に連れていく。その様子を見ていた黒澤は「はるたんが不倫…!?」といぶかしがるのだった。

和泉はなぜたびたび家の前で瀕死の様子で倒れているのか、なぜ春田にキスしたのか。謎が多すぎる和泉と菊之助にますます興味が湧いた。

◆構成・文=牧島史佳