BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、平日夜8時からの放送枠「よる8銀座シネマ」にて、「極道の妻(おんな)たち」全10作品を1月〜2月の2カ月間にわたって放送する。本シリーズは、社会の裏側を生きる女性たちの知られざる凄絶な人生を、ジャーナリスト・家田荘子が密着取材し、約40万部を売り上げた同名ルポルタージュを映画化した任侠作品。2月には、『極妻』シリーズの顔でもある岩下志麻主演5作品がラインナップ。バブル崩壊後に追い詰められていく極妻たちの愛と怒りを鮮烈に描いたシリーズ第6作「新 極道の妻たち 覚悟しいや」をはじめ、岩下がシリーズ最終主演作としてラストを飾った、中島貞夫監督による第10作「極道の妻たち 決着(けじめ)」までの5作品を、2月5日(月)〜2月9日(金)の5夜連続で放送する。

■梅宮辰夫や北大路欣也らが出演する「新 極道の妻たち 覚悟しいや」

2月5日(月)夜8時からは、義妹との決着を描く「新 極道の妻たち 覚悟しいや」を放送。愛知県に拠点を持つ千之崎組組長・野木万之助(梅宮辰夫)の妻である安積(岩下)は、夫の代わりに殺人を犯し、服役。人生を見つめ直すために香港へ旅立つ。そこで花杜(北大路欣也)という謎めいた男に惹かれ、一夜限りの激しい恋に落ちる。実は、彼は凄腕の殺し屋だった。そしてある夜、万之助が何者かに殺害されてしまい――。

2月6日(火)夜8時からは、巨大な抗争が押し寄せる「新 極道の妻たち 惚れたら地獄」を放送。関西のミナミに拠点を置く御蔵組組長・村木俊作(高島忠夫)の妻・芙由(岩下)は、病床の夫に代わって組織をまとめ、折からの土地開発に便乗して組を磐石なものにしようと奔走。そこへ利権を狙うキタの大組織・侠和会の手が迫る――。

2月7日(水)夜8時からは、愛と憎しみの絆を描いた「極道の妻たち 赫い絆」を放送。組長の引退とともに、跡目を継いだ若頭補佐・久村(宅麻伸)と結婚し、組の姐となったきわ(岩下)。襲名式当日、対立する三東会に襲われた久村は刺客を射殺してしまい、きわも傷害罪で服役することに。抗争を避けるため久村と離婚し、仮釈放後は佐渡の旅館に身を隠す。女将のふみ(八代亜紀)は昔の知り合いで、彼女もかつては極道の妻だった――。

■シリーズ最後の戦争が描かれる「極道の妻たち 決着(けじめ)」

2月8日(木)夜8時からは、女が操る極道決戦が描かれる「極道の妻たち 危険な賭け」を放送。日本極道界の頂点・坂松組の4代目の跡目争いに、若頭の海原(原田大二郎)と舎弟頭の佐渡(北村和夫)の二人が名乗りを上げる。だが、借金を抱えて分の悪い佐渡は、“北陸の女帝”こと洲崎組の組長・香矢(岩下)を頼る。坂松組傘下の神鳥組組長・神鳥(石橋凌)はこの跡目争いに将来を賭けて海原につくことを決め、極道社会の頂点をかけた争いが始まる――。

2月9日(金)夜8時からは、『極妻』シリーズの完結編「極道の妻たち 決着(けじめ)」を放送。大阪南部の3つの組を傘下に持つ井出組傘下の秋場組々長(竹内力)が、何者かに殺された。その後、井出組の組長(名古屋章)が逮捕されたが、秋葉のことをかわいがっていた井出が関与するはずがないと信じた井出の妻・春日(岩下)は、事件の真相を暴こうと調査を開始する――。