ABEMAのオリジナル新作番組「LOVE CATCHER Japan」(毎週土夜10時)が、1月27日に最終回を迎えた。真実の愛を探しに来た“ラブキャッチャー”と、賞金500万円を獲得すべくラブキャッチャーのフリをして相手を誘惑する“マネーキャッチャー”が共同生活を行い、ついに自分たちの正体を明かした最終回は、衝撃的な展開の連続で幕を閉じた。
今回、その8日間の旅を終えた男性参加メンバーが再集結。現場での修羅場や舞台裏、女性メンバーへの本音などを語ってもらった。※以下、最終回のネタバレを含みます。

■みんな結局「りょう」「なつき」推しで…(笑)
――まずはご出演されて、周囲の反響など感じられることはありますか?

佐久間海世(かいせい):SNS上のフォロワーさんとかからは、ポジティブな、面白いって感想が多いですね。

高崎凌(りょう):ちゃんと誰がラブで誰がマネーかを予想しながら視聴者の方が楽しんでくれてる感じがして、ただの恋愛番組とちょっと違う部分を評価されている感じがうれしいですね。

東夏輝(なつき):それはうれしいね。

水野友貴(ともき):僕も友達から連絡が来たりとか、SNSの方でメッセージとかをいただいて。お前マネーだろとか、結構言われましたけど(笑)、予想しながら見てくれたのは、すごくうれしいですね。

大倉亞門(あもん):僕はお店にいるので、番組見ましたっていう人が来てくれますね。「1番応援してます」とか、言っていただくんですけど、色々話して「誰が推しなん? ほんまのこと言って!」と聞いたら、みんな結局「なつき、もしくは、りょう」で(笑)。振られた気分や。みんなこの2人推しなので、もう帰ってくれって(笑)。

■男女の修羅場が同じ部屋で起きているのが…
――8日間の旅を終えられて、一番ピンチだったり響いたことは?

かいせい:僕は、やっぱり投票でマネーキャッチャーと疑われて、脱落した時。そういう風に思われていたんだってショックよりは、そう見られる行動をしてしまってたんだなっていう、自分の行動を改めて見直す機会になりました。
何事も言葉とか行動とかでどんどん示していかないと伝わらないものなんだなって思いましたね。

りょう:僕も脱落はすごい残っていますね。人が恋愛をしに来てるのに、それを自分の票で邪魔をする。しかも強制帰国させるみたいな状況って、普段の生活では絶対ありえないことなので、自分の1票の重みをすごい感じて。まあ、僕はなつきに入れたんですけど(笑)。

4人:ハハハ!

りょう:結果、かいせいになりましたけど、仲間がいなくなるっていう気持ちも、すごい寂しかった。それは結構心に残ってますね。

なつき:僕は…修羅場っていうのかは、ちょっとわからないんですけど、僕が、一直線に行ってたみら(ヴァッツ美良)ではなく、ひとみ(井上瞳)ちゃんを、1回誘うんですけど、その次の日の飯を食う前にみらに、なんか、まあちょっと、詰められた…と言ったらおかしいんですけど「どういうこと?」って聞かれて、その後、ひとみちゃんと普通にしゃべるっていう…。それが同じ空間で起きているのは、どう見たらいいかちょっとわかんないような感じはありました。

――その時、女子部屋も若干ピリッとしていたとか

なつき:らしいですね。僕も全く知らなかったんですけど。そういう雰囲気は全く出してこなかった。

――あもんさんは?

あもん:僕はまあ、ちょっと恥ずかしい話、一応24、5年生きてきて、 めちゃめちゃモテてきたわけじゃないです、正直。でもそれなりには…それなりには、ご縁もありました。その気持ちで僕、やっぱり今回旅に臨んでいるわけですよ。言葉にはしてないけどね。
ともきみたいに「全員落とす!」ぐらいな気持ちで。

ともき:(笑)あれは間違えたと思った。

あもん:その気持ちで臨んでるんですよね。それで、やっぱり初日の0票! 
あ、俺、そっち側じゃないんやと思いましたね。きつかったですよね。自分の24、5年を否定されたから。お前そっち側じゃないって。で、そのあと2話か3話の放送で、スタジオの盛山(晋太郎)さんが「あもんもね、一般人の中やったらかっこええけど、こん中やったらね…」って言っていて(笑)。

ともき:僕は2日目に、メンズの中でマネーだと疑われたんですけど、それまで結構みんなに気を配って動いていたんですよ。
でもそれはそれで逆にマネーキャッチャーっぽく見られるっていうのがちょっと意外というか。

あもん:みんなのナイフ取りにいったりとかな。

ともき:そう。優しさを見せすぎてもダメだし、なんか結構難しいなって。

――最初マネーで入られて、いつぐらいからラブに変えたいなと思ったんですか?

ともき:いや、マネーで入ったんですけど、変えたいっていうか、多分もう自分の中で ラブだと思って過ごしていたんですよね(笑)。

りょう:なんでマネーで参加したんだよ(笑)。

あもん:じゃあ俺らが見抜けるわけないやろ。

ともき:だからあまり3日目以降とかは疑われずに動けたのかなって逆に思いますけどね。

■旅を終えて感じた女性参加者たちの印象

――結果的に、マネーキャッチャー5人のうち、女性チームに4人いたわけじゃないですか。それに対してはどう思いましたか?

あもん:うれしいですよね。僕は正直、あ、メンズやっぱ 信じられる奴らやったなっていうのが率直な感想でしたね。

ともき:…(苦笑)

りょう:俺が正体明らかになった時、抱きついてきたもんね。

あもん:あ、せやったっけ?

りょう:せやで。覚えてないんかい。

なつき:いいシーンだったのにな。

――最終回を終えて、女性メンバーに対しての感想をいただけたらと。まずひとみさんについて。

かいせい:オンエアで初めて女子部屋のトークとか見たんですけど、意外とひとみちゃんは周りの女性に流されずに自分の事をしっかり見ていて。なんかもう改めて振り返ってみると、すごい素敵な人だったなって。

りょう:ひとみちゃん、僕は元々友達だったんですけど恋愛しているイメージとかは普段の生活からは感じられなくて。今回の旅で、最初あまり恋愛できてなかったかもしれないですけど、頑張って動いて、なつきとかみんなにアプローチしていたので、頑張って、違った一面を見れてプラスになりました。

あもん:ひとみちゃん多分1番多かったです、僕。最初のデートもそうやし、SUPもひとみちゃんとペアやったんで。

かいせい:なんか色々事件あったな。文句言ってた(笑)。

あもん:文句というか、事件というか。今は放送を見て、自分の中で消化できたんですけど、ひとみちゃんが番組に対して、恋愛に対して、こう、あまり積極的じゃなかったっていうのが、結構、僕の中では引っかかっていて。
せっかくマレーシアまで来て、こういうすごい環境に入れてることに対しての感謝とかないのかなみたいにすごい思ったりして…。
ちょっと強い言葉も吐いちゃったりしたんですけど、放送を見て、彼女は彼女自身で葛藤していたというか。

りょう:うん、なかなかね。ピュアだからこそね。

あもん:そう、あまりにもピュアすぎるというか、本当にいい意味でど直球な人やからこそ、こう、ぶつかる壁にぶつかったんだなっていうのは、わかりましたね。


――ゆきの(海津雪乃)さんも、マネーでありながら自分の立ち位置に悩んでいるような感じでした。

ともき:普段はずっとハイテンションで、思ったことを全部話す人で。

かいせい:おしゃべりが大好きなんですよ。

なつき:でもたまに頑張りすぎて、心配になっちゃうよね。

りょう:自分を変える必要はないよね。絶対、素のままのゆきのちゃんを大切にしてくれる人はたくさんいると思うから。

あもん:うん、変える必要ない。彼女の素敵なポイントがそれだと思うよね。

■みさきちゃんも相当な覚悟だったと思う

――みらさんはなつきさんと恋愛をしながらも、最後までマネーキャッチャーを貫き通しました。

あもん:(なつきに)はい、みらさん。

なつき:(笑)いや、そうですね。なんだろう。多分皆さんが最初に見た時に抱くイメージ通り、本当にその通りの人だなって風には僕は思ってますけど、なんか そういう人だからこそ、多分隙を見せた時に結構やられちゃう人がいるのかな。俺もその1人だったのかなっていう感じですかね。

あもん:とにかく綺麗やったな。

かいせい:本気でマネーを背負わずに恋愛してる姿を一番見てみたいなと思いました。

あもん:素の素が見えへんもんな。

ともき:僕は大学が一緒なんですけど、本当に大学にいる時のイメージそのままでした。しっかりしていて、 みんなにもちゃんと気配りもできて。ピシっとしてるイメージがそのままラブキャッチャーでもそうだったんで、あぁ変わらないなって感じでした。

――みさき(谷岡美沙紀)さんは、ひとりだけ方向性が違うというか、多彩な恋愛テクニックや駆け引きを駆使して、マネーキャッチャーとして見事500万円を獲得しました。

ともき:とにかく「やり手」の一言に尽きます(笑)。

なつき:あの環境であのスタイルを押し通せるのがすごい。客観的に自分のことを見えていないとできないことがたくさんある。

かいせい:現場にいると、めちゃくちゃ純粋な可愛い子に見えるんですよ。

あもん:どうしても悪く映っちゃうとは思うんですけど、彼女は彼女ですごい覚悟やったんやろなとは思いますね。

ともき:多分1人で相当悩んでると思うんですよ。あれをやるのもめっちゃ勇気いると思うんで。それも踏まえて、すごいなっていう。やられたなだけじゃなくて、ほんとに人として、仕事としても、すごいなと思いましたね。

――ともきさんは最後、みさきさんにお手紙を…

ともき:書きましたね。はい。

あもん:あの爆笑のシーンですね。

ともき:名シーンね(笑)。まぁそれも踏まえて信じたかったです、最終的に。でもすごいですね。

――この前に女性陣のインタビューをさせていただいたんですけど、ご本人は「パーフェクトゲーム」完全試合だったと。

ともき:間違いない。

なつき:一本のヒットも許さなかった(笑)。

ともき:ノーヒットノーランでしたね。

りょう:あの子の凄いところは、ともきだけじゃなくて、他の男性も女性も、周りから囲っていく感じ。

かいせい:そうだ。僕にも1回さ、部屋に来て「もし、かいせいがラブキャッチャーだったら、私は諦めてほしい」みたいなラブムーブをして。本来マネーなら、恋愛になりそうな相手はキープしておきたいはずなんだけど、わざわざ来て「私は気持ちがともきに行っているから、ラブだったら諦めてほかの人に行って」って、僕を切るような素振りで自分をラブに見せるためのムーブをして。

――人狼めちゃくちゃ強そうですね

なつき:最強でしょう!

あもん:ほんまにそうやと思います。

――はつね(矢ヶ部初音)さんは、7日目にマネーキャッチャーと正体が明かされながらも、最終日に変更し、見事りょうさんとカップル成立しました。

かいせい:はつねちゃんはりょうとずっと一緒だったから。でも一回デートしたけど、僕はマネーかなって思ってました。

りょう:どうしてそう思ったの?

かいせい:一回、カマかけたんですよ。「マネーキャッチャーってさ、500万円で人の心騙してお金取るとかなくない?」みたいに。そうしたら「でも私は逆にマネーを応援したい」とかわけのわからないことを言い出して。それはマネーでしょって(笑)。

ともき:まあ、マネー・ラブは置いといて、1日デートしたんですけど、30歳で大人っぽいじゃないですか。でも意外と2人で話してみると、甘えたがりな面があるのかなって。意外にギャップがあるなとは個人的には思いました。

なつき:なんか独特な雰囲気が、女子メンバーの中でもあって。ある意味何を考えているのかわからないのが良かった。


■もう一度ちゃんと向き合いたい
――今回の旅でどこか1か所やり直すことができるとしたら、どこを修正したいですか?

かいせい:(即答で)僕は料理デート!

4人:ははは!

かいせい:プールデートで舞い上がってた次の日、本命と今日はデートできないんだというギャップがあって。ちゃんとペアを組んだひとみちゃんに向き合えてなかったなって。だから2日目からやり直して、ひとみちゃんにもちゃんと向き合うところに戻りたいです。

ともき:僕は逆にもう、初っ端からやり直したいです。最初、めっちゃ緊張してたんですよ僕。表情も動きもカチコチだし、緊張もほぐしたいので、 なにかみんなのためになるようなことで動いてたんですよ。なので逆にちゃんと話してなくて、それをやり直したいですね。最初からコミュニケーション重視でいきたいです。

あもん:僕はやり直したいけどやり直せへんなってところなんですけど、 ほんま、初回からお笑いに走ってしまったのを後悔してますね。
参加者みんな、なんか変なこと言ってへんかなとか、どう映ってんのかなとか、放送を見るの怖いと思うねんけど、でも俺それにプラスして「うわ、スベってへんかな」っていう心配がめちゃめちゃ多いし、見たら滑ってるし(笑)。
お笑い枠で行ったってのはちょっと反省してますね。でももう1回行っても多分そっちだと思います。

なつき:それで、みんな救われてるからね。

りょう:僕はあの、ゆきのちゃんとの会話のシーンが第4話にあったんですけど、そこがもう…みっともない。客観的に映像で見て、なんか全くフォローできてないじゃん、カッコ悪いなこいつって。
第5話あたりから、あもんとゆきのちゃんのしゃべるシーンが入ってくるんですけど、雲泥の差なんですよ、カッコよさが。

あもん:へーそうなんや。

りょう:ほんとにもう毎回嫌な気持ちになるんですよね。あもんとゆきのちゃんが喋ってるシーンを見ると。やり直したいですね。

なつき:僕はいっぱいありますけど。もう7日目の夜です! もう、あもんには譲らないです。最後の最後に向き合いきれなかったなっていうのが…。まあ、わかんないですけどね。女子の本音がどうなのかわかんないですけど。あれが拒絶に入らないであれば。

――みらさんも同じことおっしゃってました。やり直すとしたら7日目の夜。最後にコミュニケーションがとれなかったと。

なつき:そうですか…。あれで終わってるから、みらと俺。あのままもう最終日迎えて。

りょう:告白の時自信なかったでしょ。

なつき:いや怖さしかなかった。

あもん:それで選ばれてへん俺もスゴイな…。

なつき:いいじゃん!それはもう(笑)。

■パート2があったら出てみたい?

――では最後に旅を終えて、これからどんな恋愛をしていきたいか、一言ずついただければと

かいせい:今回、最初は職業とか、年齢も最初は明かさなかったのかな。そして携帯もないっていう、ある意味、人と人が向き合う時間がすごく長かったので、今、旅から戻ってきて、その人の社会的地位とか、収入だったり、年齢とかを気にせず、人として見て、恋愛をしていきたいなって思いますね。

あもん:今、誰とも恋愛していないんですけど、怖いのがやっぱりあんな綺麗な女性5名の方と恋愛関係になろうと、色々あったわけじゃないですか。
こっち戻ってきてから、もちろん皆さん綺麗なんですよ、日本中の皆さん綺麗なんですけど、やっぱあのレベルの高さを見ると、 なんか自分勘違いしそうですよね。
俺はこのレベルと一緒に…あれ、俺これ大丈夫かな?(笑)。
まぁ「このレベルと俺はやりあえる!」っていう鼻の高さにはならないようにしたいですね。女性の中身を見て、外見に惑わされずに、恋愛したいですね。

りょう:僕は一応成立させていただいたんですけど、でも、あもんみたいに彼女を笑わせてあげるような、そういうスキルを磨きたいなと思いました。

あもん:そうね、りょうはそこやろうなぁ。

りょう:やっぱり、あもんから学べることは多かったので。まぁ、僕は成立していて、あもんは成立してないんですけど(笑)。

あもん:いらんわ、その技術(笑)。

りょう:プライベートで長く一緒にいるってなったら、そういうところも大事なので、そこは学びましたね。

なつき:それこそ、かいせいも最初に言っていましたけど、デジタルデトックスして、隔離された時間を過ごしたので、本当に普段以上に相手と向き合うことが多くて。そうすると相手の嫌な部分もどうしても垣間見える瞬間が…それはマネーという話だけではなく、あって。
普通に生活してると、俺はその人のいい部分だけを見て、突き進んじゃうところがあるんですけど、そういう嫌なところも含めて、いいって思える人であれば、続いていくんだろうなっていうのは、今回すごく実感しましたね。

ともき:改めて、みんな綺麗だったと思うし、その中で恋愛ができたんですけど、 やっぱ人は中身だなと。もちろん性格も重視したいなと思うんですけど、 中身の中でも“信用”ですよね。自分もですけど、ちゃんと信用できるなっていう人と恋愛したいですよね(笑)。

あもん:見抜けるんですか?

なつき:大丈夫ですか?

ともき:それを確実にわかってから付き合いたいですね。

――ありがとうございました。ちなみに皆さん「LOVE CATCHER Japan」シーズン2とかあったら参加したいですか?

りょう:かいせい参加したいって言ってたよね。

かいせい:そうですね。僕はやっぱり、今回で自分がどういう風に映ってるかっていうのはすごく分析できたんで、かなり有利な状態で立ち回れますね。

あもん:また脱落するのやめてや(笑)。

かいせい:僕がラブ、マネーどっちで出ても最後まで勝てるなっていう自信はありますね。

――ほかの方は?

なつき:いや、出たりますよ!
あもん:リベンジしたいよな?

ともき:リベンジしたいよ、あんなコテンパンにされて(笑)。