モデルでタレントのゆうちゃみが、2月7日に都内で行われた「多賀城創建千三百年祭開幕式 記者発表会」に、「多賀城創建千三百年祭特別遣使」に就任した千葉雄大と共に登場した。発表会では、多賀城創建1300年記念事業の詳細などが発表されたほか、千葉の特別遣使就任式、多賀城創建千三百年祭開幕宣言、トークセッションが行われた。

■ゆうちゃみが天平衣装で登場「ギャルいけますか?(笑)」

奈良時代の貴族が着ていたものを現代に再現した“天平衣装”を着用して登場したゆうちゃみは、「カラフルでかわいいのと、スカートがボリュームになってるのがすごいすてきやなって思います」とにっこり。

さらに、「今とは全然違った昔のいいところが再現されているなって思います。ギャルいけますか?(笑)」とはにかんだ。


■多賀城にまつわるクイズで“らしさ”爆発

トークセッションでは、村井嘉浩宮城県知事と深谷晃祐多賀城市長の前で多賀城にまつわるクイズにチャレンジすることに。ゆうちゃみは「自信しかないですね。教科書だけは一番読んでたんで」とにやり。

「多賀城を訪れた歴史上の有名人は、次の内だれでしょう。1、松尾芭蕉 2、水戸黄門 3、坂本龍馬」という問題では、ゆうちゃみは「水戸黄門って映画の人ですよね?水戸黄門も過去にいらしゃった人?水戸黄門さんは(過去実際に)生きてる人?あ、そうーなんすか!?」とコメントして会場をザワつかせる。

さらに、「坂本龍馬さんは、東京・赤坂で見たんですよ」と明かして爆笑をさらい、会場の反応に、あわてて「銅像で!」と補足。司会者から「坂本龍馬さんは赤坂ではなく、高知県ですよね」と助言を受けると、「ね。そうだと思います」と知ったかぶりで乗り切る。

だが、とんちんかんなやり取りを繰り返しながらも「松尾芭蕉だと思います。松尾芭蕉は東北に行って『奥の細道』を書いた人やから。松尾芭蕉しか分からへん…(笑)」と解答し、見事正解する。

そんな中、深谷市長が「最古の歌集の万葉集の最後の歌を詠んだのが大伴家持。で、多賀城が家持の終焉(しゅうえん)の地なんていうことも…」と補足説明を始めると、ゆうちゃみは「やかもち?」と首をひねり始め、深谷市長の「多賀城に家持鍋というおいしい鍋もあるんです」との言葉に、家持が歌人であったことを知らないようで「え!?鍋の名前ですか?やかもちなべ…。へー、食べてみたい。万葉集の家持鍋!」と無邪気に笑う。

深谷市長が「大伴家持から(名前を)取った家持鍋」と丁寧に説明し、司会者も「万葉集というのは歌集の名前ですね」とフォローすると、ゆうちゃみは「なるほど!分かりました〜」と分かってなさそうなトーンで返答し、深谷市長や村井知事を苦笑させていた。

◆取材・文=原田健