「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の同名コミックをアニメ化した「葬送のフリーレン」(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第22話「次からは敵同士」が2月9日に放送された。一級魔法使い選抜一次試験を通過した18人の魔法使いたち。彼らは魔法都市オイサーストで、それぞれに二次試験までの時間を過ごす。(以下、ネタバレを含みます)

■ラヴィーネ、カンネからフリーレンへの贈り物

一級魔法使い選抜一次試験を通過したのはフリーレン(CV.種崎敦美)、フェルン(CV.市ノ瀬加那)を始めとした18人の魔法使いたち。各々は二次試験開始までの3日間を魔法都市オイサーストで過ごすことになる。シュタルク(CV.小林千晃)が待つ宿に戻ったフリーレンとフェルン。ふたりが目にしたのは怠惰な生活を送るシュタルクの姿だった。これを見て機嫌を損ねるフェルン。シュタルクとフリーレンはフェルンの機嫌を直すためにあるレストランに向かう。

3人が向かったレストランは、以前フリーレンがヒンメル(CV.岡本信彦)たちと訪れた店だった。フリーレンが前回店を訪れてから数十年が経過し、その店の味は以前とは異なるものとなっていた。それを味わったフリーレンは「あのときよりも、ずっと美味しい」とその店を称賛する。その店の味にフェルンも舌鼓を打ち、無事機嫌を直した。

翌日、フリーレン一行は街中でラヴィーネ(CV.鈴代紗弓)、カンネ(CV.和氣あず未)と遭遇する。ふたりはフリーレンに対して一次試験のお礼をしようとお菓子を用意していた。「フリーレンがいなかったら、私達は第二次試験まで進めなかった」と語るラヴィーネ。フリーレン、ラヴィーネ、カンネはフェルンを交えてお菓子を食べながら緩やかな時間を過ごす。そんな彼女たちの元に二次試験の内容を伝える手紙が届いた。

■街の人々から厚い信頼を集めるリヒター

本エピソードでは多くの一級魔法使い選抜試験参加者が登場し、彼らの普段の姿を垣間見ることができた。その中には試験時とはまったく異なる表情を見せるキャラクターも。なかでも印象的だったのはデンケン(CV.斉藤次郎)と同じパーティーで一次試験に参加したリヒター(CV.花輪英司)の姿だ。

魔法都市オイサーストで店を営むリヒター。顧客からの依頼に真摯に対応する彼は、オイサーストの人々から厚い信頼を集めていた。そこには一次試験時にラヴィーネ、カンネを追い詰めた時の威圧感はない。戦闘時と平常時、彼が明確にオンオフを切り替えていることを見て取れた。

デンケンはそんなリヒターを目にかける。一次試験を終えたあとも彼を食事に誘い、共に食卓を囲む。ここで培われた関係性は二次試験にいかに影響してくるのだろうか? 注目しながら視聴を続けていきたい。


■ラヴィーネの私服姿に「可愛い!!!!」との投稿が溢れる

多くのキャラクターの日常が描かれた今回のエピソード。これを見た視聴者は都度X(旧Twitter)に「かわいい!」とのコメントが寄せる。その結果「フリーレン」というワードがトレンド入りを果たした。なかでも投稿が目立ったのは今回のラヴィーネの装いに対してだ。帝都で働く3人の兄を持つラヴィーネ。兄たちは彼女を溺愛しており、次々に自身の購入した服を着せていく。結果、ラヴィーネはこれまで以上にキュートな服装で劇中に登場。視聴者からは「ラヴィーネめっちゃ可愛くなっとるぅ」「ラヴィーネさん!!!!可愛い!!!!可愛いよ!!!!!!!!」との投稿が数多く寄せられた。

一級魔法使い選抜二次試験の試験内容とは……? 次週の放送が待ち遠しい。

※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」

◆文=はるのおと