オリックス・バファローズのパ・リーグ優勝(2023シーズン)からはや半年が経とうとしており、2024シーズンの開幕まで約1カ月となった。BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では2月24日(土)夜7時より、オリックス・バファローズの現役選手とOBが2024年シーズンの展望を語る番組「オリックス・バファローズ2024 開幕特別番組〜おりふぉーWW〜」を放送する。

■強豪チームとして進化を遂げた、中嶋聡監督率いるオリックス

2023年シーズン、日本一を決める“SMBC日本シリーズ2023”ではオリックス・バファローズと阪神タイガースの“関西ダービー”が開催。1964年以来、59年ぶりとなる“関西チーム同士の日本シリーズ”は大きな話題を呼んだ。そしてオリックスはパ・リーグ優勝を果たしたものの、惜しくも阪神タイガースに敗れ日本一を逃した。

しかし2022年シーズンには日本一に輝いており、2021年シーズンにもパ・リーグ優勝という経歴を持つオリックス。日本シリーズの常連チームとして、最近では“パ・リーグはオリックスが強い”というイメージもあるが、実は2022年シーズン、オリックスが日本一になったのは、実に1996年以来26年ぶりのことだった。

1936年に阪急を親会社とする「阪急軍」として発足し、戦後、「阪急ブレーブス」と改称して1988年まで活動。1989年からは、「オリックス・ブレーブス」となり、その後、西宮市から神戸市への移転に伴い「オリックス・ブルーウェーブ」に改称。

1991年にはイチロー選手が入団し、1995年にパ・リーグ制覇、1996年には初の日本一に輝いた。そして2004年シーズン終了後に、大阪を本拠地とする大阪近鉄バファローズと合併したことによって誕生したのが「オリックス・バファローズ」である。

なかなか優勝の機会に恵まれなかったオリックス・バファローズに転機が訪れたのが2021年。現監督の中嶋聡監督が就任すると、25年ぶりのリーグ優勝を果たし、2022年には日本一へと一気に階段を駆け上がることとなった――。

そしてこの度、BS松竹東急で放送される「オリックス・バファローズ2024 開幕特別番組〜おりふぉーWW〜」では、そんなオリックスの2024年シーズンの展望を語っていく。同番組には、お笑いコンビ・ライセンスの井本貴史、元プロ野球選手で野球解説者の星野伸之、女優でタレントの岡村茉奈が出演。またオリックスの春キャンプ地・宮崎県から現役選手とOBも参加する。

■2024年シーズン開幕戦、オリックスで注目の選手は?

3月29日(金)に開催される2024年シーズン開幕戦では、オリックスの本拠地・京セラドーム大阪にて、オリックスが福岡ソフトバンクホークスと対戦。前シーズンで日本一を逃したこともあり、球団もファンもリベンジに燃えているはずだ。

ではここで、2024年シーズンにおけるオリックスの注目選手を見ていこう。まず打者では、2023年シーズンで100打席以上を記録した中川圭太選手、紅林弘太郎選手、宗佑磨選手、森友哉選手、頓宮裕真選手の5人に期待が高まる。この中で、森選手は2023年シーズンの打率.294、頓宮選手に至っては.307と3割を超えている。

一方、“ラオウ”の愛称で人気を集める杉本裕太郎選手は、2023年シーズン4月に8本の本塁打を記録するも、怪我の影響もあり打率.242と不本意な成績となった。2024年シーズンは万全な状態で本塁打王のタイトル奪還に期待がかかっている。

投手陣に関しては、安定的な成績を収めている宮城大弥選手(2023年シーズン防御率2.27)が注目されるが、2023年シーズンは登板の機会が少なかった山下舜平大選手(2023年シーズン防御率1.61)、東晃平選手(2023年シーズン防御率2.06)も終盤好成績を収めており、今シーズンのキーマンとなるだろう。

山本由伸投手がメジャーへ移籍、山崎福也投手が北海道日本ハムに移籍、と新たな先発ピッチャーの台頭が期待される中、チームとしては再始動とも言える2024年シーズン。現役選手とOBはどのような展望を描いているのか、「オリックス・バファローズ2024 開幕特別番組〜おりふぉーWW〜」でのコメントにも注目だ。