【漫画】クレーンゲームで遊ぶ2人…”かわいい”の対象が嚙み合わない2人のやりとりに「かわいい」の声が止まらない
■スマートなクレーンゲームデート
デートの最中、迷子を見つけて迷子センターへ連れていくことになった遠野然里(とおの・しかり)と若蒼夜(わか・そうや)。道中ですっかり遠野に懐いた迷子の男の子が、「しかりこれ見て!!可愛い!!」とクレーンゲームの景品であるぬいぐるみを指さす。
「本当だ可愛い!!」迷子センターへの案内中にも関わらず、遠野もズキャンと心を奪われてしまった。迷子センターまでの道中は誘惑がいっぱいのようだ。
クレーンゲームの景品であるぬいぐるみをしばらく見つめていた遠野。しかしいまの使命は迷子を迷子センターまで送り届けること…と自分を取り戻した遠野は、「はーい、じゃあいくよ〜」と子どもに声をかける。再び迷子センターを目指して進み始めた遠野を、若は黙って見つめていた。
「はぁ〜無事お母さんと会えてよかったですね」「ですね〜」無事子ども達を迷子センターへ送り届け、お母さんとの再会を見届けた2人。すると若がキラキラした表情で、「遠野さん、ちょっと付き合ってもらってもいいですか?」と声をかける。若が向かったのは、先ほど見かけたクレーンゲーム。「昔結構UFOキャッチャーハマってて久しぶりにやりたくなっちゃって」とわくわくが止まらないようすの若に、「目がキラキラしてる…!!」と遠野は驚きを隠せない。さっきまでぬいぐるみに感じていた「ズギャン」が、今度は若に向けられる。
その後も若が取ったぬいぐるみを巡って尊いやり取りが交わされる同作に、読者からは、「かわいすぎます…」「尊い」「これは好きになるよ」など黄色い声援が多数寄せられていた。
■ぬいぐるみや2人の行く末
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
本作は、連載中の「バイト先の先輩が高校生じゃなかった話」のとあるエピソードなのですが、好きなことを目の前に無邪気な若くんと、
遠野さんのちょっとしたことになんでも気づいてくれる若くんとのギャップを描きたいと思い執筆しました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
登場する若くんの「わくわく顔」と、ぬいぐるみを渡すシーンの大人っぽい表情のギャップをぜひご覧いただきたいです。
――誘惑に負けてしまいそうになった遠野ですが、普段からかわいいグッズを集めているのでしょうか。
かわいいグッズが好きではあるものの、たくさんは持っていないと思います。「かわいいな…」と思いながらその場でぐっと堪えることが多いかと。
――若がUFOキャッチャーにハマっていたのはいつぐらいの話なのでしょうか。
主に高校時代です。学校帰りに友達とよくゲームセンターに行っていたと思います。若くんは、グッズに興味があるというより取るのが楽しい派です。
――その後、プレゼントされたぬいぐるみがどうなっているのか描く予定はありますか。
明確には決めていないのですが、遠野さんのお部屋が映るシーンにはぬいぐるみが映り込むかもしれませんね!
――今後の展望や目標をお教えください。
今の連載をコツコツと継続させていくことが今の目標です。結果的に積み重ねたことがその先の何か嬉しいことにつながったらいいなと思います。
ちなみに先日、「このマンガ読んだ?グランプリ」という企画で「バイト先の先輩が高校生じゃなかった話」がグランプリをいただきました。応援してくださった皆さんありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも作品をお読みいただきありがとうございます。楽しんでいただけることが何よりも描く原動力になっています。
これからより一層皆さんにお楽しみいただけるよう作品づくりに取り組んでいきますので、応援、というかお時間ある時にちょこっとでもお読みいただけるととても嬉しいです。