簡秀吉と西山潤がW主演を務める「好きやねんけどどうやろか」(毎週木曜夜0:54-1:24、読売テレビ)の第8話が2月29日に放送された。栄枝(簡)と曽我(西山)の姿に激萌えさせられ、SNSでも「曽我さんの方が積極的なのよき……」「ニヤケまくりでした」と視聴者が盛り上がった。(以下、作品のネタバレを含みます)

■「好きやねんけどどうやろか」とは

同作は2013年より連載開始された漫画「好きやねんけどどうやろか」(千葉リョウコ/海王社)が原作のBLコミック。家庭的な小料理屋を舞台に、誰とでもフレンドリーに話すことのできる肉食系関西弁イケメン店主・松本栄枝(簡)と、東京から転勤してきてきたものの関西の空気に馴染めない真面目なバツイチサラリーマン・曽我久志(西山)による、愛おしくももどかしい“ムズキュンラブストーリー”となっている。

栄枝と3年前に別れた元恋人・中津瑞樹役に奥野壮、また久志と同僚で大阪生まれ大阪育ちの歯に衣着せぬ物言いが特徴的なキャラクター・神田数代役に村瀬紗英、さらに栄枝と長年の付き合いがあり、良き理解者ともいえる幼馴染・龍田要役には、堀家一希が抜擢。これらのキャストは、いずれもドラマオリジナルキャラクターとして登場し、栄枝と久志の周囲を取り囲む主要キャラクターとなる。


■ブレストしてギクシャクしてしまう2人

松本栄枝は母親が遺した大阪下町・路地裏にある安くてうまくて家庭的なメニューを出す小料理店「たまえ」を切り盛りする若き店主。コテコテの関西弁を使う栄枝は、老若男女問わず誰にでもフレンドリーな性格で、居心地の良いお店はいつも常連で賑わっていた。

そんなある日、東京から大阪に転勤してきたバツイチサラリーマン・曽我久志が、上司に連れられて「たまえ」を訪れる。栄枝は自分が作った料理をきれいに食べる曽我を見て一目惚れをしてしまい、唐突に「好きやんねんけど、どうやろか」と告白する。

ついに想いが通じ合い、恋人として過ごす日々に幸せを感じる栄枝(簡秀吉)と曽我(西山潤)。だが、手をつないだり写真を撮ったり恋人らしいことをしたい曽我に対して、栄枝は微妙な反応だった。

一方、曽我の本音を引き出したい栄枝は、曽我が元妻・冴子(日比美思)としていたというブレストをしようと曽我に伝える。理性的に話し合い、ルールを決める2人だったが、だんだんとそのルールにがんじがらめになってしまう。

思い直した栄枝が提案し、キャッチボールしながら本音を言い合って2人は打ち解け合う。

■曽我「栄枝くんと一緒の布団で寝たい」

2人でワインを飲んだあと、曽我は本日のラスト本音いい?と前置きして、「栄枝くんと一緒の布団で寝たい」という。栄枝が「添い寝的な?」と尋ねると「いや、そうじゃなくて」と曽我。「ええの?」と栄枝が確認すると、曽我は「うん」とほほ笑んでうなずく。

外からの仄明かりが入る部屋で、向き合う2人。栄枝がほほ笑んで曽我の眼鏡を外す。緊張した面持ちの曽我の顔を栄枝は上に向け、唇を寄せてキスをする。

翌朝。鳥のさえずりが聞こえるなか、栄枝が腕枕して曽我が寄り添い、2人は穏やかな表情で寝ているのだった。

ギクシャクからの本音を言い合えた2人に安堵。そして、ついに、ついに、結ばれた2人の穏やかで美しいシーンにため息が出て、翌朝の腕枕には激萌えしてしまった。SNSでも「逆光で影になってる2人が美しすぎてもうなにも考えられない」「曽我さんの方が積極的なのよき……」「ニヤケまくりでした」「やばすぎます、、、」「栄枝くんにそうじゃなくてって言うもんだから心臓もたない」と視聴者が盛り上がった。

◆構成・文=牧島史佳