永瀬廉(King & Prince)が主演を務める4月20日(土)スタートのドラマ「東京タワー」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)に、松田元太(Travis Japan)とMEGUMIが出演することが決定し、コメントが到着した。

■美しくも許されない珠玉のラブストーリー「東京タワー」

同ドラマは、直木賞作家・江國香織の伝説の恋愛小説「東京タワー」を連続ドラマ化。2005年には黒木瞳×岡田准一で映画化、2014年には韓国でテレビドラマ化されるなど、各年代において大きなムーブメントを起こしていた。同ドラマでは、令和という新しい時代ならではのストーリーで、登場人物たちの心の機微を現代の東京の最旬スポットでのロケーションで描き出していく。

主人公の医大生・小島透を演じるのは、恋愛ドラマ初主演を務める永瀬。純粋だからこそ愛に溺れていく透のリアルな心の機微、一瞬一秒ごとに揺れ動いていく感情や切なさを、等身大の青年として演じていく。

そして、永瀬演じる透が恋い焦がれる“大人の女性”浅野詩史を演じるのは板谷由夏。偶然出会った20歳以上年下の透と、激しくも切ない“許されざる恋”へと落ちていく。夫がいる身でありながら、透からの激しいアプローチに心揺れ、道ならぬ愛へと踏み出してしまう詩史。戸惑いながらも激しく求め合ってしまう、詩史の葛藤を板谷が大人の魅力たっぷりに演じる。

本当の愛を知らずにいた透が初めて本気で好きになった詩史。狂おしいほどに彼女を想い、独占したいと願う青年の心は、“現実”という壁に翻弄されながら、どこへ向かっていくのか。永瀬が、映画版での岡田とはまた一味違った透を演じ、美しくも許されない珠玉のラブストーリーを紡ぎ上げていく。

■松田元太が家庭教師先の主婦を誘惑

この度解禁されたのは、許されないことと知りながらも逢瀬を重ねるうち、激しく求め合うようになり、危険な関係に陥る大学生・大原耕二役の松田と、人妻の川野喜美子役のMEGUMIの出演。

松田が演じる大原は、透と同じビル警備員のバイトをしている学生時代からの友人。透が、詩史と逢瀬を重ねるようになったことを知り、「年上女性との恋愛」へのあこがれと、それをまさに透が実現しようとしていることへの焦りから、家庭教師先の主婦、川野を誘惑しようとする。

そしてMEGUMIが演じるのは、専業主婦として暮らすもどこかに満たされない孤独感を抱えた川野。娘の家庭教師の20歳以上も年の離れた耕二から誘惑され、危険な道へと踏み出してしまう。最初こそ拒んでいたものの、耕二によって心の中に抑圧されていた“女性”の部分を刺激され、喜美子はついに禁断の関係にもつれ込んでいく。

■松田元太コメント

――江國香織さん原作の「東京タワー」は、2005年に映画化、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化です。今回、この作品への出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。

大人の禁断の恋を描いたすてきな作品に出させていただけることが、素直にとてもうれしかったですし、すぐに先輩である岡田准一さん、松本潤さんが出演されていた映画も拝見しました。大原耕二という役を演じるにあたって、自分なりの耕二を考えつつ、また共演者の方々と現場でセッションしながら作っていけたらいいなと思っています。

――2005年の映画では松本さんが演じられた大原耕二役を、今回は松田さんが演じられますが、役作りはどのようにしたいと思っていますか?

耕二を演じるにあたって、いろんな共演者の方々と役の上での関係性を築いていきたいと思いますし、僕自身もどれだけ耕二に寄り添えるか、それを自分の中でも課題として持っています。そこを深く追求しながら、監督さんやスタッフさん、共演者の皆さんとコミュニケーションをとっていけたらいいなと思っています。

僕と耕二の共通点は、いい塩梅の適当感というかちょっと雑な感じとか、いわゆる男の子っぽいところだと思います。そういった似ている部分も大事にしながら、MEGUMIさんとのシーンなどは耕二の表情も1つ1つ大切にしながら演じたいと思っています。そして永瀬廉が演じる透との関係性も大事に、透を支えるような人間らしさも出していけたらと思っています。今の時代ならではの小島透、大原耕二が、どう描かれるのか、楽しみです!

――今作では、MEGUMIさん演じる主婦の喜美子と20歳以上差の恋愛をすることになりますが、そんな新たな挑戦への意気込みをお願いいたします。

いろんなドラマ、映画を見るのは好きなので、“禁断の恋”というなかなかできないシチュエーションというのは、あこがれがありますし、皆さんにぜひ新しい松田元太をお見せしたいです!

MEGUMIさんは、かっこよくてストイックなイメージ。バラエティーなどでもよく拝見していて、「姐さん」という感じでした(笑)。今日初めてお会いしましたが、とてもおきれいで、これからご一緒するのがとても楽しみです。

――松田さんにとって“大人の女性”の魅力とは、どんなところにあると思いますか?

もちろん自分からしたら年上の女性のほうがしっかりしているというイメージですが、それが2人きりになったタイミングなどで違った空気感になるというか、一緒に過ごしているときに自分にだけ見せてくる顔みたいなギャップに惹かれるのかもしれないですよね。

――永瀬さんとはドラマ初共演ですが、現場で楽しみにしていることなどはありますか?

僕も廉もサッカーが大好きで、昔はよくフットサルを一緒にやったりしていたんですが、最近はなかなか会えなくて…。今日久々に会ったら「元ちょす」って呼ばれたんです。どうやら僕がいないところでも「元ちょす」って呼んでくれていたみたいなんですが、99年生まれ同士、お芝居でも自然な仲の良さを出していけたらいいなと思います。

(バラエティーでの松田のキャラが“ビジネスバカ”かどうか確かめたい、という永瀬に)いや、僕はこれが素ですから(笑)。しかも、なんなら僕より廉のほうが“おバカ”な部分ありますからね(笑)。しっかり者ぶってるな、って思うので、そこはもうお互いこのドラマの撮影期間中に暴いていきましょう!

――松田さんにとって“東京タワー”とはどんな存在ですか?

僕、東京タワーに上ったことないんです。下にスタジオがあって、事務所に入りたてのころ、そこで歌番組の収録をすることがあったので、その思い出が強いです。

――ドラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

透と詩史、耕二と喜美子のラブストーリーで皆さんをドキドキさせるのはもちろんのこと、透と耕二の関係性も楽しんでいただきつつ、毎週楽しみにしていただけるドラマにできたらいいなと思います。

■MEGUMIコメント

――江國香織さん原作の「東京タワー」は、2005年に映画化、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化です。今回、この作品への出演が決まったときのお気持ち、原作を読んでの印象などを聞かせてください。

江國先生の本は大好きで何冊も読んでいました。でもこれまで映像化された作品には出演したことがなかったので、本当にうれしく思いました。「東京タワー」は当時、まだ自分も若かったのもあり、なんというか大人の禁断の恋というのを覗き見て、こんな世界があるんだ、とドキドキしながら読んでいました。

その頃から比べると私ももう変わり果てました(笑)。でも母としての経験や、女性としての経験も積んで、理解度も深くなったつもりではいますので、今回実際にこの世界に自分が入り込めることにとてもワクワクしていますし、そんないろんな経験が活かせたらいいなとも思っています。

――MEGUMIさんが演じる川野喜美子はどんな女性だと考え、どんな風に演じたいですか?

喜美子は結婚してからもちろん幸せな日々もあったとは思うんですけど、自分の本来発揮できるようなパフォーマンスを封じ込めている人なのかなと思っています。「鳥かごに入っているようだ」という表現がセリフにもあるのですが、いつもそうやっていろんなことを抑え、やりたいこともできず、褒めてくれる人もいない、すごく孤独感を抱いている女性なんじゃないかと思います。

そんな中で耕二に出会って、その抑えていた部分が溢れ出ていく…と。喜美子のそういうところで共感してくださる視聴者の方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思うので、皆さんのそういう思いを背負ってやりたいなと思います!

――松田元太さん演じる大原耕二と“20歳差の恋愛”をすることになりますが、いかがですか?

羨ましいですよね、シンプルに(笑)。本当に女性の夢と言いますか、ほぼ現実ではありえないエピソードだとは思いつつ、今の時代って女性も選択肢が増え、美容の部分でも進化して、見た目という部分ではすごく若々しい方もたくさんいらっしゃると思うんです。

なので、もしかしたら私が知らないだけで、こういう恋愛をされている方々もたくさんいるのかも…? そういったちょっと光というか、女性の願望のようなものをドキドキワクワクしながら演じていきたいです。

――MEGUMIさんが考える“大人の女性”の魅力とは、どんなものだと思いますか?

昔って1歩引いて男性の後ろについていく女性が良しとされていた時代があったと思うんです。でもコロナ禍やいろんなことを経て、やっぱり男性も大変じゃないですか! 自分のことだけで必死だったりする人も増えたりしていて。ダイバーシティや、いろんな価値観がもっとフラットでもいいんじゃないかっていうこの時代の中で、女性も自立してきて、男性のほうが女性に頼りたいっていうような価値観も増えてきているんじゃないかなって思うんです。

若い男の子に聞いても、「俺が守ってあげなきゃ」っていう女の子よりも、自立していてアクティブな女の子のほうがいい、って言っている子が多くて、「あぁ、そういう時代なんだな」と思いました。もしかしたら、大人の女性、若くても自立した女性っていうのが今の時代の女性像の真ん中にいるのかもな、って個人的には感じています。

なので、見てくださる方々も「私なんてもうこの歳だから」なんて思わずに、大人の女もまだまだだぞ、という思いで見ていただけたらと思いますね。

――松田さんの印象はいかがですか?

メディアを通して拝見していると、キラキラされていて…。そんな松田さんと私でどんな2人になるのか、想像がつかないですね(笑)。

そもそも私自身、恋愛モノっていうのがあまり経験なくて、だいたい主人公の女の子の恋を応援する、もしくはぶっ潰す! みたいな役が多かったので(笑)、がっつり恋愛するっていう役、珍しいんですよ。ましてやすごく歳下! もう、自分の中では2つも3つも大きなチャレンジで緊張しています(笑)。

――MEGUMIさんにとって“東京タワー”はどんな存在ですか? 過去の思い出があれば、そのエピソードもお願いします。

上京してきて初めて見たときは、「よしここで頑張るぞ」って思いました。そしてこの世界でお仕事を始めて、そうすると日々いろんなところに行くじゃないですか。その帰り道、車の中から東京タワーが見えると「今日はちょっと上手くいかなかったな」とか「今日はよかったかな」とか、1回自分の中で感情が爆発する、そのスイッチみたいな気がします。

すごくアイコニックな存在なので、自分の気持ちを投影したり、過去にこういうことがあったな、とか上京してきたときはこんなだったな、とか、色濃い記憶が思い出される場所、という感じですね。

――これからクランクインを迎えるにあたって、現場で楽しみにしていることはありますか?

とにかく初めてのことばかりなので、自分の経験みたいなものが役を通していい形に発揮できたら、と思いますし、喜美子という女性がなぜそんなにも自分を抑えて生きているのかという部分もしっかり丁寧に作って、見ている方々にも共感していただけるお芝居ができたらいいなと思っています。

――ドラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

女性の願望のようなものが集約されたこの作品で、もしかしたら自分にもこういうことがあるかもしれない、とかちょっと綺麗になったらドキドキするようなことがあるかも、っていう少し際どい、でも皆さん誰しもが持っている感情みたいなところに共感し、ドキドキしながら毎週見ていただけたらと思います。

■永瀬廉コメント

(松田)元太とドラマでは初めて共演します。お互いデビューする前は一緒に仕事したり、プライベートでは温泉に行って卓球したり、遊んでいたんですけど、デビューしてからはなかなか一緒に仕事もできず絡みは減っていたんです。なので、今回共演できるのはとてもうれしいし、楽しみです!

最近元太をバラエティーで見ることが多くて、「あれ、こんなキャラやったっけ?」と思うことがすごくあるので、元太のバカが「ビジネスバカ」なのかも、しっかり現場で見極めて、皆さんに発信していけたらと思っています!

■「東京タワー」第1話あらすじ

ありふれた景色、同じことの繰り返しの日々。いつもと変わらない毎日に飽き飽きしながら生きていた医大生の小島透は、建築家の浅野詩史と出会う。詩史の事務所に招かれた透は、淹れてもらったコーヒーを飲み、心地よい音楽を聴きながら穏やかな空気の中で過ごす。ふと壁に目をやると、モノクロの東京タワーの写真が飾られていた。

「東京タワー、好きなんですか?」と問う透に、「苦手よ」と答える詩史。その理由を「寂しそうだから」と話す詩史に、透はこれまでに自身が抱いていた思いを重ね、不思議と彼女といる時間への愛おしさを感じるのだった。どうしてももう1度会いたいという思いを消せない透は、数日後、再び事務所を訪れる。「なんとなく、またあなたが会いに来てくれる気がして」と出張のお土産を渡された透は、意を決し、こう告げる。「もっと…あなたのことが知りたいです」。

その頃、透と同じ大学に通う親友・大原耕二は、年上の女性に惹かれる透の様子に“焦り”を感じながら、家庭教師で訪れた先で川野喜美子の姿を眺めていた。