綾辻行人によるミステリー小説『十角館の殺人』(講談社文庫)の実写ドラマが、動画配信サービス「Hulu」にて3月22日(金)朝10時より全5話を一挙独占配信することが決定した。そしてこの度、新たなキャストと本予告映像が解禁された。

■同世代のキャストが演じる“ミステリ研究会”のメンバーたち

ミステリー界の巨匠・綾辻行人が手掛ける全世界シリーズ累計670万部の大ベストセラー「館」シリーズは、『十角館の殺人』から『奇面館の殺人』まで、9つの長編推理小説からなる壮大なストーリーで綴られ、現在はシリーズ10作目となる『双子館の殺人』が連載中だ。

2023年末には『十角館の殺人』実写映像化の情報が解禁されると、X(旧Twitter)で、「十角館の殺人」がリアルタイムでトレンド1位を獲得。そして先日、奥智哉、青木崇高ら出演キャストが解禁されると「観るとは決めてたけど、ますます楽しみ」「期待せざるを得ない」「どうやって実写化したのか本当に気になる」など、配信を待ちわびる声が上がった。

そして今回、ミステリ研究会のメンバーとして、ドラマ「痛ぶる恋の、ようなもの」で連ドラでの初主演を控える望月歩、欅坂46の元メンバー・長濱ねる、3歳で子役として芸能界入りし、数々の作品で存在感を魅せる今井悠貴、端正なルックスで雑誌のモデルとしても活動する鈴木康介、劇団あしからず。のメンバーとして舞台を中心に活動しながら、映像作品にも活動の幅を広げる小林大斗、「ピタットハウス」のCMでも話題となった米倉れいあ、俳優・モデルとしてジャンルを超えて活動する瑠己也、特撮テレビドラマ「炎神戦隊ゴーオンジャー」でデビュー以降、数々の作品に出演し演技の活動を広げている菊池和澄の出演が新たに解禁。経歴もジャンルも様々に異なる同世代の俳優陣が本作に集結する。

■内片輝監督 コメント

「油断するな!」「緊張感!」十角館セットに飛び交う、スタッフからの声。若い役者たちは重圧に追いつめられ、苦しんだと思います。空き時間には台本を手にメンバーでディスカッション。本当のミス研メンバーのようでしたね。みんなで輪になって、意見を交換して。生半可な覚悟ではこの作品には挑めないと、彼らはよくわかっていたのです。そんなプロ意識がクオリティ高く「映像版・十角館の殺人」を生み出したのです!

■「十角館の殺人」ストーリー

十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する、角島(つのじま)。1986年、“十角館”を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに“死んだはずの中村青司”から1通の手紙が届く。

“十角館に滞在するミス研メンバー”と“死者からの手紙”。江南は調査を進める中、島田潔という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」と疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち。孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる“想像を超えた衝撃の結末”とは――。