歌手として活動するイチナナライバーの澤口優聖。演歌講師をしていた祖父の影響で2歳から演歌の練習を始め、21歳演歌男子として、「THEカラオケ☆バトル」に10度目の出演を果たしている。前回WEBザテレビジョンでは、澤口優聖が演歌を始めたきっかけや、「17LIVE(イチナナ)」での活動、ライブ配信の魅力などを伺うことができた。今回は21歳演歌男子・澤口優聖のおすすめの演歌や演歌の魅力についてインタビューを実施。おすすめの演歌には「おとこ傘」、「母ちゃんの浜唄」、「達者でな」を選曲。演歌の魅力については「短い歌詞でより多くの情報を伝えることができる“多くを語らないかっこいい男”みたい」と幼少期から演歌に触れてきた澤口ならではの目線で語ってくれた。

■若者にも演歌を聴いてほしい

――澤口さんが思う“若者にハマる演歌”を教えてください。

最近の演歌は比較的に若者にハマりやすく作られている気がしています。中でも、山内恵介さんの「こころ万華鏡」という演歌は、和風なんですがとても盛り上がる曲調になっているので、若い人が聞いても「うわー、かっこいい!」となると思います。

――若者にハマる演歌以外にもおすすめの楽曲があればご紹介ください。

演歌はとにかく歌詞が良く、意味を理解して聞くと感動して涙が出てくると思います。ぜひみなさんにも、福田こうへいさんの「おとこ傘」、「母ちゃんの浜唄」、三橋美智也さんの「達者でナ」の3曲は聴いて欲しいです。

■「おとこ傘」、「母ちゃんの浜唄」、「達者でナ」について演歌男子が解説

――「おとこ傘」、「母ちゃんの浜唄」、「達者でナ」について簡単な解説をいただいてもよろしいでしょうか?

「おとこ傘」は、傘を使って恋愛を表現していく内容になっています。自分の人生とその彼女の人生を1本の傘を使って表現していくところがとても素敵に感じます。

「母ちゃんの浜唄」は、上京した僕が「田舎のおふくろ大丈夫かな?」と気にかけている“おふくろを思った歌”になっています。上京してしまった息子が母に対して「寂しいと思うけど、仕事が終わったら帰るから待っていてくれ」というエピソードに、とても感動しました。

三橋美智也さんの「達者でナ」は、自分が育てた馬へ想いを込めた演歌になっています。馬は昔、お金のように対価として扱われていたので、馬主が愛情を込めて育てた馬が都会に買われていくんです。その新しい場所で、「いじめられたりしないかな?」といった心配や、愛情を込めて育てた馬が遠くに行ってしまう悲しみ、「でも頑張れよ!」と言ったとても深いエピソードが描かれています。

――3曲ともわかりやすく解説していただきありがとうございます。最後に、澤口さんが思う演歌の魅力を教えてください。

演歌は、今のJ-POPやhip-hopなどと比べて短い歌詞でより多くの情報を伝えることができるので、歌詞に込めた想いや背景が想像しやすいと思います。この、“多くを語らないかっこいい男”みたいなスタイルが演歌の魅力に感じます。