奈緒と木梨憲武がW主演を務めるドラマ「春になったら」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第10話が、3月18日(月)に放送される。

■娘と父のハートフル・ホームドラマ

本作は、“3カ月後に結婚する娘”・瞳(奈緒)と、“3カ月後にこの世を去る父”・雅彦(木梨)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。福田靖によるオリジナル作品で、シリアスとコミカルが同居した世界観で繰り広げる、笑いと感動に満ちた物語を立体的に描いていく。

■「春になったら」第10話あらすじ

第10話は――

亜弥(杏花)の陣痛が始まった。節子(小林聡美)から初めてお産をメインで任された瞳の緊張が高まるなか、夫の祐作(金子隼也)に付き添われて助産院に到着した亜弥は、すぐさま分娩室へ。遅れて亜弥の両親もやって来るが、母・早苗(中村優子)が痛みに耐える娘の手をとり励ましの声をかけるなか、若い二人の結婚にいまだ納得していない父・義昭(池田鉄洋)は、亜弥のことを心配しながらも素直になれず、別室でその瞬間を待つことに。

ところが、翌朝になっても赤ちゃんは産まれてこない。何度もやってくる激しい痛みに疲労こんぱいの亜弥の姿を見た瞳は、二人で親になることを決めた亜弥と祐作のこれまでを思い返し、助産師として、これから母になる亜弥に、ある言葉をかける。

その頃、入院中の雅彦は、病床で自分の葬式に呼んでほしい人のリストを作っていた。そして、病院にやって来た瞳に「家に帰ろうよ」と頼む。瞳もまた、雅彦のいない家に一人でいることがつらく、阿波野(光石研)の許可を得た二人は、残された時間を自宅で過ごすことになる。

まき(筒井真理子)や一馬(濱田岳)の手を借り、自宅へ戻った雅彦だが、実は、その胸にはある後悔が。それを知った瞳は…。

――という物語が描かれる。


■雅彦の人生のタイムリミットが迫る

番組公式YouTubeや公式Xなどで見ることができる予告動画では、助産師の仕事で新しい命の誕生に携わる瞳と、余命が迫り次第に弱っていく雅彦の対比が描かれる。

雅彦は葬式に呼ぶ人リストを作成し、瞳は一馬との結婚式の準備を急ぐ。弱る雅彦が「生きてるうちにみんなにありがとうって言いたかったな」とつぶやいている様子などもあり、動画の最後では、雅彦と向かい合う瞳が「お父さんと一緒に居られてよかった」と涙する姿で締めくくられている。

視聴者からは「春が近づくのが怖い」「お父さん結婚式まで生きていてほしい」「予告の時点で泣ける」「笑顔で過ごす日が続いてほしい」などの声が寄せられている。