チョコレートプラネットがMCを務めるバラエティ「超町人!チョコレートサムネット」(毎週日曜夕方16:25-17:25 メ〜テレ、TVerで2週間見逃し配信中)。2組のサムネハンター(調査隊)が東海地方の様々な町を訪れ、出会った人々の“サムネイルになりそうな要素”を発掘する番組だ。3月17日の放送では、庄司智春(品川庄司)とキンタロー。がサムネハンターとして登場し、三重県・桑名市エリアの‟超町人”探しのロケに挑んだ。

■冒頭から癖の強い‟超町人”たちが続々と登場!



今回の舞台は三重県桑名市。絶叫マシンの聖地とも呼ばれるナガシマスパーランドが町のシンボルで、夏になれば夜通し住宅地でカネや太鼓をたたき続け‟日本一やかましい”と言われる奇祭「石取祭」も開催される。東海道五十三次・四十二番目の宿場でお伊勢参りの玄関口としてにぎわったりなど、情緒あふれる桑名市に庄司智春(品川庄司)とキンタロー。の2名がサムネハンターとして降臨。

まずはキンタロー。が上戸彩のモノマネをしながらVTRに登場すると、チョコレートプラネットの二人は失笑しつつも楽しそうな表情を浮かべる。すると出会った男性にいきなり「次長課長の河本さんに似てますね」と声をかけるキンタロー。。その言葉を受けて長田庄平が「河本さんか?」と納得いかない表情でツッコミを入れると、続いて松尾駿も「モノマネの基準が甘いよね」と苦笑い。

そのあとキンタロー。は、河本似の男性にサムネになりそうな人を聞き出し、商店街組合の会長のもとを訪れた。なんとこの会長、商店街をPRするために「NHKのど自慢」に出場し、「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌って特別賞をもらったのだという。そこで「歌ってもらってもいいですか」とキンタロー。に促されて会長はマイクを取るが、癖の強い歌い方にチョコプラの二人は唖然。キンタロー。も「本当に特別賞もらいました?」と疑うものの、商店街愛の強さに圧倒されて無事に「すべては商店街のため!町ののど自慢会長」というサムネが完成した。

続いて、赤須賀漁港を探索中の庄司は、セリ会場で派手な外見をしたサングラス姿のハマグリ仲買人を発見。明らかに浮いているその男性に興味を惹かれて声をかけると、マルト水産の3代目社長という情報と香水の匂いがプンプンすると庄司から指摘された映像のみで終了。長田は「今ので終わり?」とVTRに突っ込むが、庄司は次の‟超町人”探しへ。

次に突撃取材をした男性が「自分の祖父はオシャレな人だった」といい、写真を見せてもらった庄司。時計はカルティエ、バッグはシャネル、ブランドものの洋服を着こなすなど桑名一のオシャレ漁師だったことが判明。先ほどのハマグリ仲買人の男性と合わせて「赤須賀漁港の新旧二大オシャレ番長」というサムネが出来上がり、松尾は「おじいちゃんはオシャレだった。一緒にするのは失礼な感じする」と正直な感想をポロリ。冒頭から癖の強い超町人たちが続々と登場し、今後の展開に期待が高まっていく。

■チョコプラ長田、ゲームに負けて昆虫クッキーを試食。

続いて昭和レトロ感漂う桑名寺町通り商店街を探索中のキンタロー。は、カフェを経営していてスザンヌの母親と一緒にコーヒー豆を開発したという男性を発見。「清紗(キャサ)」という商品名のコーヒー豆が紹介され、「キャサ(笑)」と長田は楽しそうに笑う。さらにこの男性、元競輪選手で、現役時代は4000人中50位で年収は2500万だったことや36歳の時に渡米してヘリコプターの免許を取得したこと、雑誌の読者モデルの経験など盛りだくさんのプロフィールを明かし、キンタロー。は「佐久間さん1本で1時間いけるんじゃないか」とコメント。スザンヌとの写真に文字を乗せた「好奇心旺盛!なんにでも手を出しちゃう男」というサムネが完成。

商店街から住宅街へと移動したキンタロー。は、可愛らしいクッキー屋に入店。実はこのお店、最初に出会った商店街組合の会長と一緒にいた女性から「普通じゃないクッキーを作っている」という情報をもらったのがきっかけで訪れたのだ。お店の雰囲気そのままの可愛らしい犬やペンギンなど、プレゼントにも喜ばれそうなカラフルなクッキーが次々と紹介されていく。

クッキー職人は、生き物の細かい特徴を形にしたいがために専門家に話を聞いてクッキー型を自作することもあるなど、自身のクッキーへのこだわりを語るが、唯一無二のクッキーを追求したところ等身大のカブトムシの幼虫クッキーやコオロギのクッキーなども作ってしまったという。そんなクッキー職人のサムネが完成したあと、スタジオではクッキーにまつわるクイズがスタート。見事正解した松尾は可愛い動物クッキーを、不正解の長田はコオロギパウダー入りのクッキーを嫌々ながらも試食。一旦は微妙な顔を見せた長田だったが、そのあと「でも、おいしい」と食べ続ける場面も。

■庄司は筋トレアイテムに大興奮、キンタロー。は絶叫マシン好きの夫婦と遭遇!

再びVTRへと戻り、庄司は大学対抗のサークルで全国大会1位になったダンサーの女性と遭遇。かっこいいダンス動画を見せてもらい、テンションが高まるなか再び超町人探しへ。住宅街でケトルベルを発見してテンション爆上がりの庄司。

そこで出会った鋳物工場の3代目社長から話を聞き、ケトルベルの製造過程を見学した庄司は、満足気な表情を浮かべる。ケトルベルに説得力を持たせるために社長自ら筋トレを開始し、いまではムキムキの体でジムで教えているという言葉にチョコプラの二人も「すごい!」と大興奮。「この鉄で人生変わりました」という壮大なタイトルのサムネが完成した。

そのあとも、NBA選手を夢見るバスケ少年や、イチローの実家の床の間を手がけた漆塗り職人、元野球日本代表の女性すし職人といった超町人を発掘したサムネハンターの二人。

番組ラスト、なばなの里へ移動したキンタロー。はとある夫婦と出会う。最初はユニークな経歴を持つご主人の話を興味深げに聞いていたキンタロー。だったが、一つサムネが完成したところでさらに驚きの事実が判明。なんと、夫婦そろってナガシマスパーランドの絶叫マシンに乗るのが趣味で、還暦を過ぎてからハマった「スチールドラゴン2000」には1485回乗っているという。

すると、後日ナガシマスパーランドでのロケ撮影に協力してくれた夫婦のVTR映像が流れ、チョコプラの二人は興味津々。開園してすぐにスチールドラゴン2000に乗る様子や他のアトラクションを楽しむ様子など、元気な夫婦の姿を見て「楽しそう!」とコメントする長田と、「絶対乗りたくない」と怪訝な顔をする松尾。結局この日はスチールドラゴン2000に5回乗り、ロケ日までの乗車回数は累計1505回に更新。MVC(街のNo. 1超町人に与える称号)には、「御年70歳 絶叫夫婦」が選ばれた。

■ロケだけでない、超町人への‟密着映像”が登場

後日ロケで密着映像に協力してくれた絶叫夫婦。実際に夫婦がスチールドラゴン2000を1日に5回も乗りこなす姿に驚き、「チェイサーで(ビールを飲んだのに)ジェットコースターに乗ってたね」という長田のコメントに頷きながら笑ってしまう視聴者も多かっただろう。サムネハンター発掘のロケ映像が同番組の基礎だが、今回の放送回はそれだけでなく、後日の追加取材密着映像が流れたのが印象的だ。突貫ロケだけでは時間的に表現しきれなかった超町人の「すごさ」がよく伝わる演出で、今後もロケ+追加密着取材のスタイルで超町人を紹介していくのかと、期待度が増した放送となった。