二階堂ふみが主演、日本初進出の韓国人俳優、チェ・ジョンヒョプが出演中の火曜ドラマ「Eye Love You」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の番組ファンイベント「Eye Love FAN Festival!〜『Eye Love You』最終回直前!スペシャルFANミーティング〜」が3月20日に渋谷ヒカリエホールで開催。同イベントの第2部には、二階堂とジョンヒョプをはじめ、花岡彰人役中川大志、小野田学役を清水尋也、“亀さん”こと亀井茂夫役のゴリけん、通訳のみょんふぁ、そしてサプライズゲストとして山下美月(乃木坂46)が登壇。会場には3万件以上の応募から選ばれた850人のファンが駆けつけた。

■テレパスの主人公×年下韓国人が織りなすファンタジック・ラブストーリー

同作は、心の声が聞こえる“テレパス”を持つ主人公が超ストレートな年下の韓国人男性と恋に落ちる、もどかしくも明るい完全オリジナルのファンタジック・ラブストーリー。

目を見るとその相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ本宮侑里(二階堂)は、知りたくもない相手の「本音」が聞こえてしまうため、恋をすることは長い間諦めていた。しかし、明るく人懐っこい性格の韓国人留学生のユン・テオ(ジョンヒョプ)と出会い、その心境に変化が。3月19日放送の第9話では、物語の鍵をにぎる“絵本”の結末がついに明かされ、侑里とテオの恋の行方にますます注目が集まっている。

■中川大志がチェ・ジョンヒョプの“アドリブ”を暴露

イベント冒頭には第1部同様、Omoinotakeがサプライズ登場し主題歌「幾億光年」を披露すると、会場のボルテージはMAXに。その後、ファンの歓声に包まれながらキャストたちが続々と登場。ジョンヒョプは1部のシックなジャケットから、カジュアルなデニムスタイルに衣装チェンジ。会場に駆けつけたファンに笑顔であいさつをした。

イベントでは、視聴者が選んだ名シーンを紹介すると共にそれにちなんだゲームをすることに。モニターにテオの胸キュン韓国語フレーズが映し出されると、会場からは思わず歓声が上がる一幕も。好きな韓国語を聞かれた二階堂が「サランヘ(愛してる)」を挙げる中、中川は第5話の撮影秘話を告白した。

中川は「テオくん時計持っていないのに急に花岡のまねをして、最後に何かボソボソっと言われて。何て言ったんだろうなと思ったら、オンエアで字幕が出ていて“そういうことだったんだ!”って」と振り返り、テオが走りながらつぶやいた「僕も時計を必ず買ってやる!」というせりふは、ジョンヒョプのアドリブだったことが明かされた。

するとジョンヒョプは「そうですね、アドリブですね。花岡さんとはちょっとした対立関係にあったので、時計を使って何か見せられるんじゃないかなと思いました」と語り、常に監督らと相談をしながら撮影に挑んでいるというジョンヒョプらしい裏話が飛び出した。

そして、ここでは「一番大きな声で愛を叫ぶのは誰だ!?“マニサランヘ”大声対決ゲーム」を行うことに。結果は、ゴリけんは112㏈、清水は104㏈、中川は113㏈、二階堂は112㏈、ジョンヒョプは114㏈だった。これで終わりかと思いきや、真尋役の山下がサプライズで登場。急遽大声対決に参戦すると、見事124㏈を叩き出し優勝を果たした。


■二階堂ふみが会場で“シャボン玉”を見つけ思わずハグ!

次なる名シーン、第5話で起こった侑里のミスを「Dolce&Chocolat.」の面々が助けるシーンにちなみ、会場内で借り物競争を開催。キャストたちは抽選によってチーム分けをし、中川と山下、ジョンヒョプとゴリけん、二階堂と清水という、3組の“異色のペア”が誕生した。

各チームが借りて来るのは、ジョンヒョプ&ゴリけんは「名前が“侑里”の人」、二階堂&清水は「シャボン玉」、中川&山下は「今日33歳の誕生日を迎えた人」に決定。

ステージを即座に下りてダッシュをした二階堂は、すぐにシャボン玉を持っているファンを発見し、満面の笑みに。ファンを優しく抱きしめると、シャボンを大切そうに握りしめてステージへ。その後、ジョンヒョプは名前が「ゆり」のファンを、中川は「今日が誕生日」のファンを見つけ出し、無事にフィニッシュ。会場中を巻き込んだゲームにより、キャストとファンに一体感が生まれた。

■キスシーンで見せたジョンヒョプの“気遣い”に会場中から拍手が

ファンからの質問に答えるコーナーでは第6話の侑里とテオのキスシーンにまつわる質問が。「侑里さんとテオくんはかなり身長差があるのですが、灯台でのキスシーンではテオくんがしゃがまずにキスしていました。侑里さん、足はつりませんでしたか?」と聞かれた二階堂は「足はつらなかったんですけど、実は寄りの時だけジョンヒョプさんが気付かないレベルで足を広げて、という優しさを見せてくださっていました」と、撮影秘話が明らかに。

会場中から拍手が巻き起こる中、ジョンヒョプは「ちょっと小さくなった方が、侑里さんもすてきに、かつやりやすいでしょうし、いい画が撮れるんじゃないかなという思いからやりました」と相手役への気遣いだけでなく、作品としてのクオリティにこだわっているからこその行動だったようだ。

その後、第6話の北海道ロケについてトークをしていると「これ、まだどこにも言っていない話なのですが…」と前置きをした中川が「飛行機で北海道に向かったわけですが、ここ3人(二階堂、ジョンヒョプ、中川)が同じ便だったんです。それで、いざ席に着いたら、ふみさんとヒョプと僕が3人並びの席で(笑)。しかも、座席番号を見たら僕が真ん中で…ものすごく良い役作りになりました」と、北海道へ向かう道中で花岡同様の体験をしたことを振り返った。

すると二階堂が「面白かったのが、朝も早かったですし、撮影もかなりハードだったので、それぞれ少しお休みモードに入っていたんですけど、真ん中にいた中川くんが多分そんなに読むつもりもない機内誌を手に取っているのが横目でずっと見えていて(笑)」と、そんな中川を冷静に観察していた様子。オフモードの姿を暴露された中川は、少し恥ずかしそうに笑っていた。


■二階堂ふみ「かけがえのない宝物をたくさんいただいた」

最後に、二階堂は「今日は本当にありがとうございました、私も本当に寂しいです。『Eye Love You』は私にとって本当にかけがえのない作品になりました。この作品は素晴らしいキャストはもちろん、スタッフの方々がいて、皆さんにお届けできていました。照明部も、音声部も、撮影部も、どの部署も、全ての部署の方々がこの作品をよりいいものに、本当に愛のあるものにしてくださいました」と、座長としてドラマに関わった全ての人に感謝の気持ちを伝えた。

そして、「その愛を皆さんが受け取ってくださって、そして私たちにこうして倍にして返してくださって、かけがえのない宝物をたくさんいただいた作品です。どうか最終回まで、私たちの愛をいっぱい受け取っていただけたらと思います」とコメントし、2部にわたるイベントを締めくくった。