3月14日、堀田茜が主演を務めるドラマNEXT「好きなオトコと別れたい」(4月3日スタート、毎週水曜深夜0:30-1:00、テレ東系)の記者会見が都内で行われ、堀田のほか、共演の毎熊克哉、木村慧人(FANTASTICS)、紺野彩夏、柏木悠(超特急)が出席した。

■働くアラサー女子のリアルでもどかしい葛藤ラブコメ

本作は、藤緒あいによる同名漫画が原作。将来を考えるアラサー女性会社員・白石郁子(堀田)が、別れたくても別れられないダメ男の魅力にハマり、その沼から抜け出せないループな恋を繰り広げる姿を描く。

また、定職に就かず郁子の家に居候するヒモ男だが、憎めない性格の黒川浩次を毎熊、郁子の会社の後輩で郁子に猛アタックするハイスペック年下イケメン・青山大翔を木村、同じく郁子の会社の後輩で青山の恋をあおる黄田ナナを紺野、そんなナナの彼氏でフリーターのバンドマン・イチを柏木が演じる。

■毎熊「このキャラクターの一番大事なところは郁子を大事にしているところ」

それぞれ撮影での役作りについて聞かれ、「郁子は自然に入り込めるキャラクターだったので、自分のそのままのキャラクターを生かせばいいのかなと。あとは、“ラブコメ”ということでコミカルな部分もたくさんあるので、そこをどこまでできるかっていうことを考えました。撮影中、監督に『もうそれ顔芸じゃん』って言われたときが一番うれしくて(笑)。コミカルな要素があるからこそスッと入っていけるところもあると思うので、コミカルな要素も大切に演じましたね」と明かした堀田。

また毎熊は「原作を読ませていただいたのですが、浩次が本当にいいやつなんですよ。“愛すべきダメ男”で、ダメなんだけど、魅力的で別れられないっていう。このキャラクターの一番大事なところって郁子を大事にしているところだなと思ったので、撮影現場ではとにかく郁子を大事にすることを一番念頭に置いてやろうと思いました」と語った。

浩次と同じくダメ男のイチを演じた柏木は「ギターを演奏するシーンがあったので、撮影に入る2週間くらい前から練習をしていて。指の皮がむけるまで練習しましたね。でもそれがいい経験になったかなと思います」と驚きの苦労を告白。

すると毎熊は「あれ、本当に上手でした。1年ぐらい練習したのかなって思うくらい」と話し、柏木のギターの腕前を絶賛。柏木は「いえいえ…」と恐縮しながらもうれしそうに笑顔を見せていた。

また、郁子の会社の後輩・ナナを演じた紺野は「白石さん(郁子)は先輩だけど、言うべきときは言うところは大事にしつつ、でもそれが嫌な感じにならないようにというか、何か大事なことを言うときはまっすぐ言うことを心掛けました」と回答。

続いて木村は「青山くんは“ハイスペックイケメン”ということで、笑顔が特徴的だなと思ったので、笑顔の練習をしましたね。鏡を見てニコッて(笑)」と話し、意外な役作りをしていた様子。

そんな木村演じる青山の笑顔について堀田は「本当にさわやか過ぎて、青山くんが通るとそよ風が吹いてました」と撮影現場の様子を明かした。

■堀田「急ぎ過ぎて大人げないなって思う」

ドラマのタイトルにちなんで、“やめたいのにやめられないもの”を聞かれると、堀田は「せっかちな自分」と回答。さらに、「手を洗いながら同時にうがいしたりとか、現場で撮影が終わると早く着替えて早く出なきゃって、なぜか追われている感じになってしまって。スタッフの方に『この後仕事何時でしたっけ?』って聞かれたりして、別に家帰ってゆっくりするだけなんですけど(笑)。でも早く終わらせて、ダラダラするときはするっていうのが快感なんですよね」と話し、普段からかなりせっかちな様子。

しかしMCから「それをやめたいんですか?」と聞かれると「急ぎ過ぎて大人げないなって思う」と答え、共演者たちからは思わず笑いが。

また堀田の話を聞いていた毎熊は「本当に風のように去って行くんですよね。観察すればするほど面白いというか、かわいらしいなと思います」と話し、撮影現場の様子を明かした。

そんな毎熊は“やめたいのにやめられないもの”について「気付いたらレコードショップにいること」と回答。その理由について「音楽が好きなんですけど、最近たまたまレコードプレーヤーをもらったんです。もらったからにはやっぱりレコードをかけたいなって、気付いたらレコード屋で探している自分がいて…。ちょっとやばいなって思ってセーブしたいと思っています」と説明。

しかしMCから「でもレコードって大人の趣味っていう感じがして魅力的ですよね」と言われると、「レコード屋って結構面白い人がいっぱいいて、もうプロフェッショナルな感じで左手だけでこうやって探しているんですよね」と話しながらその動きを再現。「自分もこの中の一員なんだって思うと、ちょっと冷静になろうかなと(笑)。あと大きいので、買うと収納場所が大変なんですよね」と意外な葛藤を明かした。

続いて柏木が「くしゃみをした後の余韻」と答えると、共演者たちは「余韻!?」と大爆笑。さらに「一時期は笑わせようと思ってくしゃみした後に余韻を長くしたりしていたのですが、それが癖になっちゃって、止まらなくなるんですよね。それがもうやめたくてもやめられなくて…」と話すと、「そもそも余韻って何?」と思わずツッコミが(笑)。

「くしゃみをした後に5秒ぐらいしゃべるんです。そのときのパッションで」と説明すると、堀田らは「何をしゃべるんですか?」「パッション!?」と興味津々な様子を見せながらも、撮影現場では見たことがなかったらしく、「ちょっと気になるからティッシュ持ってきてほしいですね(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。