つるの剛士、自身にとってのヒーローは息子「“ウルトラマン超え”されちゃうかも(笑)」
■つるの剛士「いろいろな壁があるんだなと知りました」
同社のイメージキャラクターに就任して3年目となるつるのは、「イメージキャラクターをさせていただくまでは、なかなかこういったことは不勉強で本当に分からなかったんですけども、そこからいろいろ勉強させてもらって、今実際に非常勤で幼稚園の方に行かせてもらっていて、子供たちの中にも障害を持たれた子たちもいらっしゃる中で先生としてやっているので、(障害者に関することについて)常日頃から考えていますね」と述懐。
また、障害者雇用の課題について「本当にいろんな課題があるんだなと。僕自身、(雇用契約を結んで)どこかに所属してお仕事してきたわけじゃないので、なかなか意識が乏しい分野ではあったのですが、企業が社員さんを雇用していくというのはいろいろな壁があるんだなと知りました」と明かした。
■ぎっくり腰で気付いた障害者の目線
ほか、近くに障害者がいるという環境について「(身体的なものだけでなく)いろんな障害があると思うんです。発達障害、知的障害、精神障害とたくさんいらっしゃる中で、われわれ側もどういうふうにしてケアするかとか、どこまでサポートしていけるのかというところは、ちゃんと勉強したり経験していかなきゃいけないなというのは感じています」と告白。
さらに、「小さい話なんですけど、この間ぎっくり腰をやっちゃいまして、いつも全然使わない手すりを見つけた時に『あ!あった。これ〜、助かった!』ってなったんですよ。自分が当事者になって気付くことがあったんです。そういう想像力を常に働かすことがすごく大事なんだなって実感しました」と語った。
イベント後の囲み取材では、イベント中につるのが光線を出して「障害者雇用の壁」を打ち破った演出があったことから「ご自身にとってのヒーローは?」と聞かれたつるのは、「小学2年の息子かな。やることなすこと新しいことにチャレンジしていて、最近はBMXにハマっていて、そういう姿を見ていると『ヒーローだな』と思いますね。ひょっとしたら“ウルトラマン超え”されちゃうかも(笑)」とコメントして笑いを誘った。
◆取材・文=原田健