チョコレートプラネットがMCを務めるバラエティ「超町人!チョコレートサムネット」(毎週日曜夕方16:25-17:25 メ〜テレ、TVerで2週間見逃し配信中)。2組のサムネハンター(調査隊)が東海地方の様々な町を訪れ、出会った人々の“サムネイルになりそうな要素”を発掘する番組だ。4月7日の放送では、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)と真栄田賢(スリムクラブ)がサムネハンターとして登場し、三重県・鳥羽市の‟超町人”探しのロケに挑んだ。

■真栄田は焼き貝専門店にテンション爆上がり、田村は神社で女性レーサーと遭遇。


今回の舞台はアワビ、サザエ、伊勢エビなど海の幸が名物になっている三重県・鳥羽市。約1200種類の飼育数を誇る鳥羽水族館や、世界で最初に真珠の養殖に成功したミキモトの‟真珠島”が町のシンボルとなっているエリア。海女さんの人口が日本最多のこの町に、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)と真栄田賢(スリムクラブ)の2人がサムネハンターとして降臨。

まずは真栄田が鳥羽駅前のさざえストリートで‟超町人”探しを開始。すると、焼き貝専門店を発見した真栄田は美味しそうな匂いにつられて店内へ。女将の「(貝を)食べるやろ?」という言葉に思わず「いいの?」と聞く真栄田。それに対し、「いいよ〜」と返すノリのいい女将は、焼き貝だけでなく「来ていただいたお礼」と言って牡蠣のオリーブオイル焼きや貝のリゾットを気前よくサービス。「うまい! お礼という愛がすごいです。これでサムネいけるでしょ」と真栄田はテンション高めに女将と握手を交わし、「愛のお店」というシンプルなサムネが完成。

続いて、相差エリアを探索中の田村。映像を見た長田庄平は「もう吉本じゃないですもんね。もう先輩じゃない」とコメントし、松尾駿は「(先輩じゃないから)好き放題言える」とポツリ。そしてVTRでは大阪ナンバーの車を発見した田村が運転手の女性に突撃インタビューを開始。「女性の願いを一つ叶えてくれる神社」へ行くために、わざわざ大阪からやってきたという。その話を聞いた田村は相差エリアの名所である神明神社を訪問。そこで女性三人組と出会い、サムネイルになりそうなことはないかと尋ねると、なんとそのうちの一人が鈴鹿サーキットのチャレンジクラブのライセンスを持っており、サーキットのコースを走った経験もあると話す。上品な見た目からは想像つかないワイルドな発言に田村はびっくり。スポーツカーのGT-Rに乗っているという情報まで飛び出し、車好きの長田は「ライセンスの取り方が知りたい。走りたい」と興味津々。

■鳥羽市のアイドル“とばぁば”の正体とは!?

再びさざえストリート探索中の真栄田のVTRへと戻ると、先ほどとは違う焼き貝専門店の女将が登場。「鼻を舐めるのが特技」ということで実践してもらうと、真栄田は「最高!」と盛り上げるが、スタジオの二人は微妙な特技に失笑。そこでサムネ審議が始まり、チョコプラの二人が挑戦すると長田が成功。女将のサムネにダメ出しが入ってしまうのだった。

神明神社で‟超町人”探しを続けていた田村は、社交ダンスを30年続けているという夫婦を発見。プロとして活動していた二人は、過去にニューヨークの社交ダンス大会に出場し、シニア戦で2位になったという。「体が動くまでは続けたい」という夫婦は健康面のお願いをしに神社を訪れたと話し、長田は「だから若いんだ。姿勢もきれい」と感心した様子でVTRを見ていた。

続いて、鳥羽市で唯一の市営海水浴場がある安楽島町の漁港を訪れた真栄田は、散歩中の93歳のおばあちゃんに遭遇。おばあちゃんに「マスク取ったお顔見せて」とリクエストした真栄田は、顔を見るなり「可愛らしい」とコメント。一気に心を開いた様子のおばあちゃんは「散歩とストレッチを毎日やっている」と元気の秘訣を明かし、さらに自身と兄弟三人の年齢を合わせると合計で382歳という驚愕の事実をうれしそうに語った。長田は「すげえな!長生き家族」と‟超町人おばあちゃん”に太鼓判を押すのだった。

そのあと鳥羽市の海女のPR活動をする二人組のアイドル“とばぁば”の情報を仕入れた真栄田は、メンバーの一人が現れるのを待っていた。すると現役で海女をやっている60歳の女性がやってきて、友人と二人で“とばぁば”の活動をしていると告白。なんと鳥羽市出身の鳥羽一郎プロデュースのオリジナルソングを持ち、東京のお台場でステージデビューを飾ったという。そんなユニークな活動歴をのある“とばぁば”のPVを、チョコプラの二人も興味津々で見入っていた。

■大物歌手の妹の登場にチョコプラ二人もびっくり!

順調に、‟超町人”探しを続ける真栄田と田村は、神明神社で参拝後にトントン拍子で結婚した若女将、市場価格40万円の超高級魚を釣った漁師、スター・ウォーズのキャラクターの本格的なコスプレを楽しむ夫婦などユニークな人たちを続々と発掘。

番組の後半では、“歌うま女王”がいるという情報を頼りに、その女性がいる美容院を訪れた田村は、そこで予想外の‟超町人”と遭遇。なんとその“歌うま女王”は鳥羽一郎と山川豊の実の妹で、二人とその女性が一緒に写っている写真を見たチョコプラの二人は「マジで?」と大興奮。そのあと田村は“歌うま女王”の姉が営むスナックへ移動すると、歌手デビューの経験を持つ姉妹の美しい歌声に酔いしれていた。

そのあとスタジオで鳥羽グルメをかけたクイズに見事正解した松尾は、いま鳥羽で大ヒットしているという牡蠣の燻製オリーブオイル漬けを乗せたバケットをペロリと平らげた。ちなみに番組前半では伊勢エビもゲットした松尾。毎回チョコプラの二人が食べるグルメも本番組の大きな見所となっている。

MVC(街のNo. 1超町人に与える称号)には「いさゑ382」が選ばれ、松尾は「ご長寿だけでも尊敬できますし、あとは真栄田さんの態度にすみませんでしたというお詫びの気持ちも込めて」とコメント。チャーミングなおばあちゃんのサムネが番組のラストを飾った。

■街の人々との触れ合いを通じて芸人の新たな魅力を発見

今回、突撃取材をするたびに、相手の懐にスッと入るような人懐っこさを見せた真栄田。彼のハスキーな声は魅力的で、不思議と誰もが心を許してしまうようだった。一方、漁師へのインタビューの最中に、釣り番組のMCで培った知識を披露した田村。釣った魚の種類を聞いて「なかなか釣れないですよね」と的確なコメントをしていたのが印象的だった。今回の放送を観て、二人の新たな魅力を発見した人も多かったのではないだろうか。サムネハンター次第で展開が変わっていくのが同番組の魅力といえるだろう。今後もサムネハンターがどんな超町人と出会い、どんな形でそれぞれの個性を発揮していくのか期待したい。