「キングダム」(2019年)のチュ・ジフンと「ムービング」(2023年)のハン・ヒョジュが初共演することで注目を集めるドラマ「支配種」(全10話/ディズニープラスのスターで毎週水曜に2話ずつ配信)の第1、2話が4月10日に配信された。序盤からジフン演じるボディーガード、ウ・チェウンのアクションとヒョジュ演じる国際企業CEOユン・ジャユのカリスマぶりが存分に詰め込まれたスリリングなストーリーに、視聴者からも興奮の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)

■チュ・ジフン“チェウン”が採用テストを…

「支配種」は、元軍人のチェウン(ジフン)が大統領テロ事件の真相に迫るサスペンス。チェウンは、人工培養肉技術で急成長する国際企業・BF社の会長でテロの生存者・ジャユ(ヒョジュ)に疑いを持ち、意図的に近づいていく。

初回配信された第1話ではジャユが新製品を発表した日に起こった衝撃の事件が、第2話では殺害予告を受けたジャユのボディーガードになるべく、チェウンが採用テストを受ける展開が描かれた。

物語の舞台は現在よりほんの少し未来の2025年。1話冒頭では人工培養肉を開発するBF社の新製品発表会が描かれたが、生きた牛たちがスクリーンを飛び出し食用肉に加工されるまでが3DCGで映し出されるなど、SF感あふれる映像が展開。人工培養肉やAIといった現実と地続きのリアリティーあるSF要素が盛り込まれた本作ならではの、迫力ある幕開けだ。

■ヒョジュが堂々たるスピーチ演技を披露

CG映像に続いて登場したジャユは、ステージ上で堂々とスピーチ。ヒョジュが「TED Talks(各分野の専門家や著名人などによるスピーチを公開したもの)を見て練習した」と話す通り、客席をゆったりと見渡しよく通る声で語り掛け、国際企業のCEOらしいカリスマぶりを披露した。

別の場面では、緊迫した状況で部下たちに冷静に指示を出すシーンも。「ムービング」では息子を愛情たっぷりに育てる母親役で好評を得たヒョジュが、今度は真意をのぞかせないミステリアスなキャラクターでまたしても新たな境地を開いた。

■チュ・ジフンのアクションに興奮の声

そんなジャユに意図的に近づくのが、ジフン演じるチェウン。第2話では、ジャユのボディーガードになるべく採用テストを受けるシーンが描かれたが、ジフンが体にぴったりしたVR用の全身スーツとゴーグルを着けて見えない相手と戦うアクションシーンは圧巻。キレのある動きと重みのあるパンチで、アクション俳優としても名高いジフンならではの魅力を存分に発揮した。

心の内を読ませないジャユと、そんなジャユ率いるBF社がさらされるハッキングの脅威。そして、ジャユに狙いを悟られないよう細心の注意を払いながらBF社に入り込もうと試みるチェウン。

誰もが秘密を抱えたミステリアスな立ち上がりに、視聴者からも早速「謎だらけのストーリーに一気に引き込まれた」「誰が黒幕でもおかしくないキャラ設定にキャスティング…目が離せない作品が始まった!」「出てきた人全員怪しい笑!」といった声が続出。

隙のない女性CEO役で新たな顔を見せたヒョジュに対しては「ジャユ、ハン・ヒョジュさんなの全然気づかなかった!『ムービング』と別人すぎる」、圧巻のアクションを披露したジフンにも「VRの採用テストのシーンがかっこよすぎた」「チュ・ジフンさん“元軍人”らしく体作ってきたなぁ!」「チュ・ジフンのアクションが毎週楽しめる最高すぎる作品では?」といった声が上がり、期待感をさらに高める上々の滑り出しを見せた。

採用テストをパスし、ジャユのボディーガードとなったチェウン。続く第3、4話は4月17日(水)にディズニープラスのスターで独占配信される(全10話/毎週水曜2話ずつ配信)。信頼と疑念の間で揺れ動く2人の関係がストーリーの焦点となっていく。

◆文=ザテレビジョンドラマ部