京本大我が主演を務める「お迎え渋谷くん」(毎週火曜夜11:00-11:30、カンテレ・フジテレビ系)の第2話が4月9日に放送され、不器用ながら恋と向き合おうとする渋谷(京本)の姿が反響を呼んだ。(以下、ネタバレを含みます)

■「お迎え渋谷くん」とは

同ドラマは、恋をしたことがない若手売れっ子俳優の渋谷大海が、年の離れた妹・音夢(諸林めい)のお迎えがきっかけで保育士・青田愛花(田辺桃子)に出会い、不器用ながらも恋を育んでいく“うぶキュン”ラブコメディー。原作は、蜜野まことによる同名漫画。累計250万DLを超え、全7巻すべて重版となった人気作のドラマ化となる。

また、渋谷が所属する芸能事務所の敏腕マネジャー・品川響子を長谷川京子、先輩俳優であり、渋谷をライバル視している神田隆平役を内藤秀一郎、保育士・愛花の一番の理解者であり幼なじみの本田圭佑役を中川翼、愛花の同僚でギャル保育士の金丸陽菜役をゆいちゃみ、渋谷くんの母親・渋谷遥役を乙葉、そして愛花の元カレ・大崎達也役を宮近海斗が務める。

■渋谷、生まれて初めて恋を知る

子どもらと無邪気に遊ぶ愛花の姿に思わず“キュン”とした渋谷は、その胸の高鳴りの正体を知るべく、「先生…俺に、もっとキュンを教えてください」と依頼する。

愛花から話を聞いたぽんちゃんこと本田は、「それって好きってことじゃない?」とからかうが、相手は売れっ子俳優。「まさかそんなことがあるはずない」と、愛花は渋谷の言葉の真意が分からず困惑する。

一方、生まれて初めて恋を知った渋谷は、愛花にどんな顔をして会えばいいのか分からず、保育園では終始、芝居がかった妙なテンションに。それを聞いた響子は、早くも俳優として一皮むけたと大喜びするが、渋谷の活躍を快く思わない先輩俳優の神田は、これ以上ライバルの芝居に磨きがかかるのは面白くないと、渋谷にあることを頼む。

■初めての恋で渋谷が壊れる…?

イケメンと言えば、恋愛をスマートにこなすというイメージがどこかにある。しかし、渋谷はそうではなかった。初めて恋を知ったことで、どうしていいか分からず、暴走を繰り返すのだ。

胸の高鳴りの正体を知るため、渋谷は愛花へ向かって「キュンを教えてください」と伝える。王道イケメンでであれば、ヒロインにグイグイアプローチをして、スムーズに恋愛へ発展するが、初めて恋を知った渋谷はそうはいかない。クールな印象だった渋谷はそこにはいなかった。

驚くほどにハイテンションで、愛花に接する渋谷。そうかと思えば、愛花の「さようなら」という言葉を深読み。さらには、愛花に振られたと勘違いし、この世の終わりとばかりに、落ち込む渋谷。愛花でなくとも、渋谷のような様子がおかしいイケメンがそばにいたら動揺しまう自信がある。

■いじらしい渋谷にもん絶

渋谷はこの後も、ひたすら恋に振り回されることに。悩む姿も美しいため、もっと見ていたい気持ちもあったが、想像以上に落ち込む渋谷へ心が痛み、その気持ちはどこかへ吹き飛んだ。

このまま浮上できずに、第2話は終わってしまうのかと思った時だった。妹・音夢がキラキラしたスーパーボールを渋谷に手渡し、「にいにが大好きだから一番かわいいのをあげる」と告げる。この何気ない音夢の言動が渋谷を浮上させる。渋谷は、「好きだから…」とこぼし、愛花の元へと走り出す。

お面で顔を隠した状態で、保育園へ現れた渋谷に驚く愛花。そんな愛花に、渋谷は「先生の前でどんな顔をしていいのか分からなくて」と胸に秘めていたことを次々に告白。そして、一輪の花を渡し、渋谷なりの精いっぱいの言葉を、愛花に伝えるのだった。

いじらしい渋谷の姿に、愛花もときめいた様子だった。また、恋に振り回されながらも、一生懸命に思いを伝える渋谷の姿にもん絶する人が続出。

SNSでは視聴者から「うわ…ラストで沼」「きょもの通常(笑)」「壊れ方がやばい」「かわいすぎて永遠に見ちゃう」といった声が多く寄せられていた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部