前田拳太郎、奥智哉ほか注目の若手俳優がそろい踏み「歌って踊る、これまでにない時代劇になっています」<君とゆきて咲く〜新選組青春録〜>
■手塚治虫の名作がニュースタイルの時代劇に
同作は、“漫画の神様”手塚治虫の隠れた名作「新撰組」を初映像化し、幕末の世に咲き、儚く散っていった新撰組隊士の青春を美しくも鮮烈に描く。フレッシュなネクストブレイク俳優たちがそろい踏みし、斬新な殺陣パフォーマンスや流麗な剣舞などを織り混ぜ、これまでの時代劇にはないニュースタイルの時代劇を創出する。
■1日12時間稽古する日も 迫力の殺陣や剣舞に注目
土方歳三役の阪本の合図で華麗な剣舞がお披露目され、記者会見が華やかにスタート。剣舞について、「すごく緊張もしてたんですけど、僕たちの本気が皆さんに伝わったんじゃないかなと思うので、ドラマの方もぜひ楽しみにしてください」と前田。
撮影現場の雰囲気を問われると、「剣舞の稽古も部活のような空気感でやりながら、みんなで助け合って撮影に望んでいます」と奥。続けて杢代が「殺陣は撮影が始まる2、3ヶ月前から準備を開始して、長い日だと1日12時間稽古する日もありました」と、殺陣や剣舞への自信をのぞかせた。
阪本は「ダンスや歌とかって時代劇でなかなかやらないと思うんです。その練習を一緒にできるので、本当に部活のような感じ。まだ発表されていないキャストの方々も含めて、楽しく撮影しています」とにっこり。
藤岡は「柊太朗くんと浩平くんと嵐山に行きました」と話すと、共演者から「撮影の話じゃないの!?」と総ツッコミ。「ずっと話したかったんです(笑)。すごく天気が良くて手漕ぎボートに乗りました。僕が一番年下だったのでボートを漕がされたのですが、必死に漕いでいるなか、2人はみたらし団子を食べていました」とコメントし、会場の笑いを誘った。
大変だった撮影を問われると、前田は「予告でも使われている2人で戦っているシーンは、1発目からもうこんなに殺陣をやるんだと。ぜひアクションシーンにも注目をしてもらえたら」と回答した。
「僕でよかったと思ってもらえるように」過酷なオーディション秘話を明かす羽谷
今回は新しい試みとして、「人生が変わる、シン・時代劇オーディション『真剣 SHINKEN』〜新撰組への道〜」と題し、応募総数800名の中からメインキャストを決めるという過酷な戦いも行われた。そこで見事に南無之介役を勝ち取った羽谷は、オーディションの感想を聞かれ「めっちゃしんどかったですね。明日宿舎に残れるかわからない、生死をかけた戦いだったので、毎日緊張感もあって、精神的にやられました。でも南無之介というステキな役をいただけて、オーディションを一緒に受けた方に、僕でよかったと思ってもらえるようにがんばります」と語った。
最終選考に残り、そこから原田左之助役を射止めた柊太朗は「(選考の合宿で)最初は『絶対俺が受かってやる』みたいなトゲトゲした感じだったのですが、3日目に夜中の2:00ごろまで話し合ったりゲームをして、みんなのことを理解できました。そのおかげで、最後の集団演技はすごくやりやすかったですね」と明かしてくれた。
庄司は「最終オーディションに関しては、主演のお二人と4人芝居という流れだったのですが、勝太くんが南無之介かなと思うようなお芝居だったし、原田左之助の柊太朗くんも含めて、すごくいいキャスティングをしていただいて。自分たちの魅力を引き出すような人物を当てていただいたので、オーディションを通して僕らをしっかり見ていただいた結果なのかなと思います」と感想を語った。
■主要メンバーが歌うオープニング&エンディング曲
会見の場で、W主演の2人を含めドラマに出演する新撰組の主要メンバー10人からなる「キミユキ」が、オープニング・エンディング主題歌を歌うことも発表された。オープニング曲「炎」は4月24日に配信、続けて5月1日にはエンディング曲となる「夢 HANABI」の配信も決定。
前田は「疾走感があり、作風ととてもマッチしています。ダンスもかっこいいので、そのあたりも見てほしいですね」とオープニング曲の注目ポイントあげると、奥は「エンディング曲は爽やかさとかっこよさを兼ね備えた、我々と同じような曲です(笑)。かわいいダンスも真似してもらえれば」とコメント。
阪本は「『炎』はキーが高いので、女性が歌いやすいと思います。カラオケでぜひ歌ってください!」と話すと、永田は「『夢 HANABI』は長カットでなかなかOKが出なかったけど、それがすごいこだわりポイント。いいものができました」とアピールした。
■奥「全く新しい形の時代劇をお楽しみに!」
最後に主演の2人に改めて同作への意気込みを聞くと、前田は「ドラマが始まる前に皆さんの前でいろいろお話をすることができて、これからの撮影に対してすごく元気がもらえました。ドラマの放送、ぜひ楽しみにしていてください」と元気に答えた。
奥は「今回のドラマは全く新しい形の時代劇。剣舞だったり、オープニング・エンディングを役者が歌って踊ったりなど、さまざまな新しいことに挑戦している作品になっています。キャスト含め制作スタッフ一同、誠心誠意毎日撮影に臨んでいるので、ぜひお楽しみに!」とアピールした。
取材・文・撮影=日高 ケータ