乃木坂46・黒見明香、”投げる哲学者”カブス・今永昇太投手に熱視線!キーポイントは「スプリット」【MLB連載 9-6-3のファインプレー! #20】
■黒見ノート2024年開幕スペシャル!後編
皆さんこんにちは、乃木坂46の黒見明香です。今週も先週に引き続き、「黒見ノート」2024年開幕スペシャル! の後編として新たに追記した注目選手について語りたいと思います!
■今永投手のスプリッター!?
まず今回気になったのは横浜DeNAベイスターズからシカゴ・カブスに移籍した今永昇太投手。4月2日のロッキーズ戦でMLBデビューを果たしましたが、6回を投げ被安打2、無失点、9奪三振という快投を見せ、初勝利を挙げました。
今永選手と言えば、昨年の連載のときにもスプリットの話をしていたと思うのですが、MLBの開幕戦ではスイーパーで4つぐらい三振を奪っていたんですよね。さらに気になったのが、1打席のなかでスイーパーとスプリットを併用していなかったんです。そこがなぜなんだろうという疑問がありました。
2戦目は4月8日のドジャース戦。こちらは大雨によって長時間試合が中断してしまったため、先発の今永投手は43球しか投げていなかったにも関わらず、4回で降板してしまいましたが、こちらも被安打2の無失点と、2試合続けて好投しました。
この試合で気になったのが、スプリットは大谷翔平選手にしか投げていなかったこと。それで何で投げないんだろうと思っていたときに、4月2日のロッキーズ戦を見ると、ヒットは2本しか打たれていなかったのですが、その打たれた2本がどちらもアウトローへのスイーパーだったんです。
そこからあまり使わなくなったのかなと思ったのですが、スイーパーを投げた方が、スプリットがより活きてくると思っているので、何で投げなかったのかな……というのは気になって「黒見ノート」に書きました。
個人的な感想としてスプリットって低めに投げるのが効果的かなと思っていたのですが、今永投手がインハイにスプリットを投げているのを見て、三振がとれているのはそのおかげなのかなと思いました。またデビュー戦ではフォーシームはファールにされていることがすごく多かったのですが、2戦目は見逃していることも多く、すごくよかったです。スプリットが真ん中からアウトコースを狙っているので、よりインハイのフォーシームが有効に見えました。
もう一つ、ドジャース戦ではピッチクロックの違反がありましたが、そこはこれから大事な場面で出てしまうと思わぬ悪循環になる危険性があるので、今後注意してみたいと思います。
■鈴木誠也選手、何かが違う!
チャンスのときに、しっかりと打点を稼いでいる印象です。昨年も後半調子を上げてきましたが、何が大きく変わったのかなと考えているんです。いろいろ調べると、かなり高めのボールに対して流し打ちでヒットにすることが多いなと感じました。
ややアウトローのスライダ―やチェンジアップに空振りが多い印象があるのですが、すごくパワーがある選手なので、昨年よりホームランが増えると思います。また内川聖一さんがコーチとして行かれたので、右バッターのレジェンドとしてよい効果が表れているのかな……なんてことも想像しています。
あとはフォームを見ていて、バットを持つ空間が広くなったなと感じていて、バットから自分の身体までの幅の変化が、とても気になっています。これから鈴木選手のバッティングフォームを含め、どう変化していくかも「黒見ノート」にしっかりメモしたいです。
■ダルビッシュ投手の「これぞベテランの技」
3人目はダルビッシュ投手です。WBCでもすごく若手を引っ張ってくださって、格好いい背中を見せてくださった選手ですが、今年見ていてすごく感じたのが守備シフトの理解能力がすごいなと感じました。
ゴロを打たせるときに、内野手の正面に打たせていると感じることがたくさんあるんですよね。やっぱり対戦相手のことも良く研究されていることや、球場の特性などをしっかり把握して頭に入っているからなのかなと。配球とボールが飛んだ方向、さらに守備位置などを研究していくと、全部必然なのかも……と思わせてくれるんです。
また前回打たれたバッターは、普通だったら同じ球種で勝負しないと思うのですが、敢えてその裏をかいて投げてみたり。そういう野球の頭脳みたいなところもデータを取ることで見えてくると思うので、ダルビッシュ投手が投げるときはそういう見方で楽しめる投手なのかなと思っています。
■アーロン・ジャッジ選手、復活の予感!?
いよいよ最後の選手は、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手。昨年はケガもあって、実力を出し切れなかったシーズンだったと思うんです。今年に入ってスイングスピードも戻ってきましたし、ひじの畳み方も独特で天才的。守備でも身体能力の高さを存分に発揮していますし、ケガを恐れずにプレーする姿は素敵です。
いまのところ打率は上がっていませんが、フォアボールもしっかり選べていますし、今年も大谷選手とホームラン王争いをするのかなと思っています。乗ってくればホームランを量産するだろうし、50本、私の希望を込めて60本を打ってくれるジャッジ選手が見たいです。
まだまだ紹介したい選手はたくさんいるのですが、今年もまた「黒見ノート」をもっと充実させていきたいです。
「ABEMA」では今シーズン、ドジャース戦やパドレス戦をはじめ、今永昇太投手や鈴木誠也選手が所属するシカゴ・カブス戦、千賀滉大投手や藤浪晋太郎投手所属のニューヨーク・メッツ戦のほか、昨年に引き続きロサンゼルス・エンゼルス戦などを含む様々なMLB公式戦324試合を生中継いたします。
■「黒見ノート」2024年開幕スペシャル!
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