石原さとみが主演を務めるドラマ「Destiny」(毎週火曜夜9:00‐9:54、テレビ朝日系)の第5話が、5月7日(火)に放送される。

■20年の時を超える“サスペンス×ラブストーリー”

石原が3年ぶりの連続ドラマ復帰を果たす本作は、ドラマ「Dr.コトー診療所」シリーズ(2003年ほか、フジテレビ系)、「友情〜平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』〜」(2023年、テレビ朝日系)などで知られる脚本家・吉田紀子による完全オリジナル作品。

横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原)は、中学3年生の時に検事だった父・英介(佐々木蔵之介)を亡くし、それを機に父と同じ道を志す。長野の大学へ進学した奏は、そこで出会った仲間や恋人とかけがえのない時間を過ごすが、友達だったカオリ(田中みな実)の身に起きた“ある事件”を機に彼女の青春時代は終わりを告げてしまう。

それから12年、事件以降姿を消していたかつての恋人・真樹(亀梨和也)と偶然再会した奏は、封印してきたカオリの事件に再び向き合うことに。待ち受ける運命に翻弄される二人を描く、20年の時を超える切なくも濃密な“サスペンス×ラブストーリー”だ。

■真樹が奏に“あの日の真実”を明かした第4話

4月30日に放送された第4話では、奏に話したいことがあると横浜地検にやってきた真樹が、12年前の“あの日”に何があったのか、一部始終を語りだす。あの日の車内で、カオリは真樹に「環境エネルギー汚職事件」の経緯や奏の父・英介と真樹の父・浩一郎(仲村トオル)の関係を告げるとともに、事件について浩一郎へ聞きに行ったことを明かす。

そして、真樹は車を暴走させるカオリを止めるためハンドルを奪い取ろうとしたが、これ以上カオリに振り回されることにウンザリした真樹がハンドルから手を離してしまい、カオリが事故を起こす結果に。その後、事故は浩一郎によって“カオリの過失”として処理され、仲間に合わせる顔がない真樹は自分から姿を消したのだった。

カオリの事故の真相は知美(宮澤エマ)と祐希(矢本悠馬)にも共有されるが、知美は「環境エネルギー汚職事件」のことをカオリに教えたのが自分だと白状し、それを境にカオリが暴走していったことを明かす。ついにはカオリを傷つけるようなことを言い、事故に至るきっかけを作ったと考える知美は、奏や真樹の前で慟哭し…。

それぞれが抱えるカオリへの後悔が語られる展開に、視聴者からは「一気に真樹のことが人として好きになった」「トモの立場だったらカオリに言っちゃうか。皆悪いけど人間味しかない」などさまざまな反響が。また、奏を訪ねて横浜地検に来た真樹が、「買ってくるって約束したから」と12年越しにバニラアイスを手渡す場面には、SNSが大いに盛り上がっていた。

■「Destiny」第5話あらすじ

第5話では――

奏(石原さとみ)は真樹(亀梨和也)に約束した通り、東京地検特捜部の主任検事だった父・英介(佐々木蔵之介)と、真樹の父で弁護士の浩一郎(仲村トオル)が関わっていた、20年前の「環境エネルギー汚職事件」について調べ続けていた。

だが、当時の関係者は一様に口が重く、調査は早々に行き詰まってしまう。そんな中、奏は支部長の大畑(高畑淳子)から、特捜部時代英介の部下だった新里龍一(杉本哲太)を紹介される。早速連絡を取り、新里と会うことに。

新里から少しでも事件の手がかりを聞き出したい奏だったが、新里は「環エネ」事件の後に検事を辞めており、「何も話せることはない」と告白。それでも新里は、たったひとつだけ「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」と奏に進言する…。

――という物語が描かれる。

■「新たな悲劇の幕開け」とは…予告動画にも注目!

公式ホームページなどで見ることのできる予告動画では、新里の「辻さんは、真実から目を背けたくなかった」というせりふや、野木家を訪ねる真樹の姿、英介の死をめぐって奏が母・悠子(石田ひかり)とぶつかり合う様子など、注目のシーンが続出。

さらに、今回の第5話で本作の“第一部”が完結へ向かうとともに、「新たな悲劇の幕開け」という気になる言葉も。はたして奏たちを待ち受ける「運命」とはどのような事態なのか。“第二部”へ向けて見逃し厳禁のエピソードとなりそうだ。

ドラマ「Destiny」第5話は、5月7日(火)夜9:00よりテレビ朝日系にて放送。