ホームで逆転勝利

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAヨーロッパリーグ(EL)が佳境を迎えているため、多くの注目を集めている。しかし、その裏で負けじと盛り上がりを見せているのが、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)だ。

UECLは2021年にスタートしたばかりの歴史は浅い大会である。CLやELに次ぐ、3番目のヨーロッパでの大会だ。優勝クラブは翌年度のELのグループステージ出場権を得ることができるのだ。初年度となった前回大会はローマ対フェイエノールトというカードになり、接戦の末、1-0でローマが勝利した。今回大会もすでにベスト4が出揃っており、ウェストハム(イングランド)、AZ(オランダ)、バーゼル(スイス)、フィオレンティーナ(イタリア)という顔ぶれになった。

AZと対戦したウェストハムは先制点を許すものの、FWサイード・ベンラーマとFWマイケル・アントニオのゴールで逆転での勝利を飾った。ファイナル進出に向けた貴重な勝利を収めた。ウェストハムの指揮官デイヴィッド・モイーズ監督は「僅差のリードはあるが、それ以上のものはない」と試合後に英『BBC』にて語っており、すでに2ndレグに向けた発言をしている。ウェストハムが最後にメジャータイトルを獲得したのは1980年まで遡ることになる。1980年のFAカップ、ファイナルにてアーセナルに1-0で勝利して以来タイトルから遠ざかっている。

プレミアリーグ残留争いもまだ気が抜けないウェストハムだが、43年ぶりとなるメジャータイトル獲得に向けてUECLラウンド4・2ndレグに挑む。