今季は公式戦3試合の出場に

昨季はチームをカラバオカップ制覇に導くなど、カップ戦で存在感を発揮したクイヴィン・ケレハー。しかし今季はケガでの離脱やカップ戦の早期敗退、リーグ戦も昨季と変わらずアリソン・ベッカーがゴールマウスを守り続け、出場機会が限られていた。

そんなケレハーに対してはプレミアリーグの複数クラブが関心を示しており、英『The Athletic』によれば、トッテナムやブレントフォードが候補に挙げられている。どちらも正GKであるウーゴ・ロリス、ダビド・ラヤが退団の可能性があるため、一番手としての期待値も高いだろう。

ただ同紙によればリヴァプールも慰留に努めており、放出する意思はないとのこと。今季限りで契約満了となるアドリアンの去就は不明で、若いハーヴェイ・デイビスも経験は浅く、クラブからすればケレハーは必要な存在だろう。

クロップ監督もケレハーの今後について「正直に言うと、クイヴィンが去ることは考えられない」とコメント。さらに移籍の可能性については「私にとって(ケレハーの移籍を)考え始めるのは、並外れた(金額の)オファーがきたときのみと言わざるを得ない」と話した。アカデミー出身のGKを簡単に放出するつもりはないようだ。