今夏に大改革が求められる

マンチェスター・ユナイテッドは今夏、エヴァートンのCBジャラッド・ブランスウェイトの獲得を狙っていると『Mirror』紙によって報じられた。移籍金7,500万ポンド(約141億円)とされている21歳のブランスウェイトは、今シーズンのプレミアリーグでブレイクしたスター選手の一人であり、多くの獲得希望チームが存在している。マンUはその筆頭であり、監督のエリック・テン・ハーグは今夏のバックラインの補強を熱望している。

マンUのチーム事情から見て、フランス代表DFラファエル・ヴァランが今シーズン限りでの移籍が予想され、イングランド代表DFハリー・マグワイアはマンUでの契約延長が未確定となっている中、ブラントウェイトが彼らの希望リストのトップになると見られている。

2021年にレアル・マドリードから4000万ポンドで獲得したヴァランは、ここ数週間はコンスタントなパフォーマンスを見せていたものの、シーズン序盤はジョニー・エヴァンズ、ヴィクトル・リンデロフ、ルーク・ショーの後塵を拝していた。

2019年にレスターから8000万ポンドで獲得したマグワイアは、8月にウェストハム・ユナイテッドへの移籍が間近に迫っていたとされているが破談となり、当初予想されていたよりも多くの試合に出場している。また、来シーズン末までとなっている契約の延長は不透明なものとなっている。

獲得を熱望しているとされているテン・ハーグ自身の将来も、就任2年目のシーズンが不本意なものであったため不透明とされているが、たとえテン・ハーグが解任されたとしても、マンUはブランスウェイトの獲得に乗り出すだろう。ファイナンシャル・フェアプレイ・ルールの厳格化を背景に、新共同オーナーのINEOS会長ラトクリフ氏はマンUに最大限の見返りをもたらしてくれる自国育ちの若手タレントへの投資を熱心に行っていくことが予想される。